モデルのカノジョを持ち、ヨーロッパのファッション・リーダーたちとのコラボを試み、音楽プロデューサーとしても売れっ子。そんなカニエ・ウェストだが、結構短気なことで知られている。昨年9月に空港で起こしたカメラマンへの暴行事件に対し、裁判所は先週、有罪にはしなかったものの「地域奉仕活動50時間」を言い渡した。

昨年9月11日、カニエはロサンジェルス国際空港にて、自分を撮影しようとしたカメラマンに対し、マネージャーと一緒になって襲いかかり、カメラの備品類を取り上げ床に投げつけ壊した。

そして一年経った今、カニエにロサンジェルス郡裁判所から言い渡されたのは「地域奉仕活動50時間」。彼の弁護士は「赤十字社での仕事を手伝うことになるでしょう」と『E！News』に語っている。

一時は刑務所に入れられるのかと恐れていたカニエ。今年2月に元恋人リアーナを殴ったクリス・ブラウンは、この奉仕活動を半年間も言い渡されている。そうしたことを考えれば自分はずっとマシということで、彼は現在そんなに落ち込んでいないらしい。

カニエはその他にも、“怒りをコントロールする力”を付けるための12時間のメンタル・ヘルス講座の受講をすでに完了しているそうだ。

だがその割には、先日の『MTV/VMA2009』では19歳の歌姫テイラー・スウィフトの受賞をブチ壊しにするなどカニエはあまり変わっておらず、世間が彼を見る目は相変わらず厳しいようだ。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）