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writer : techinsight

【エンタがビタミン♪】<のりピー公判、あの人はこう読む>もっとも的を得たコメント?「まわりが放っておかない」(田宮榮一氏)

26日、日本中の注目を集めた酒井法子被告の初公判。”女優・酒井法子”の法廷舞台をあの人たちはどう見たのか?さまざまなメディアで語られた有名人、その分野の専門家たちのコメントを総ざらいしてみる。
「離婚」「介護」「更生」「社会奉仕」など、スラスラと本人の口から語られた陳述の言葉。どれひとつとして真実味を帯びてこない。酒井被告と夫の写真、山のようにくりかえされる同じ情報にウンザリしていると、ある老コメンテーターの一番マトモな意見にたどり着いた。

裁判の様子をご丁寧なフィリップでなぞらえるリポーターに、質問する司会者。傍聴券を求めて並ぶ人の波、「離婚しないと更生は無理でしょう。」という元薬物常習者の話。繰り返されるワイドショーの見慣れたゲストのコメントのラッシュに、もう何どこのチェンネルを見ても同じ状態になってしまった。

その中でいちばん的を得た酒井の今後を予測したのは意外な人物だった。
日本テレビ客員解説員の元警視庁捜査第一課長・田宮榮一氏は、酒井被告が今後「介護職」に従事したいと述べた希望についてこう述べる。
「(介護をしてひっそり暮らしたくても)まわりがそっとしておかないでしょう。」
また、芸能界復帰の可能性はと聞かれて「もちろん、ある。」とも。

一連の事件報道で、(負イメージでも)知名度は上がっていて酒井の宣伝効果はとても高い。本人は、それを分かっていて一時期介護職に身を投じるつもりで、酒井を使って儲けようとする輩は常に表れる。そうしていつしか芸能界に復帰できてしまい、また薬物へ走る危険性もある。酒井「更生」の行く手を阻むものは、世間の“注目”にあるのだ。

また田宮氏は、「本人は本当に、介護の仕事をしながらひっそりと暮らして行きたいのかもしれません。しかし、まわりが放っておかないでしょう。たとえ一般人の介護ヘルパーとして働いていたとしても、たまには歌を歌ってください、TV出演してくださいなどの依頼は必ず来る。“芸能活動ありき”の介護職なのではないか」という内容の意見も付け加えた。

仕事の体力的な疲れを「覚醒剤」で忘れ、クスリでキメた日はドラマの仕事はかったるいから、近年では“声”のみの出演を多く希望していたという酒井法子。いまさら重労働の介護などやれる訳が無い。酒井が「介護をなめている。」と思われても仕方ない。でも、やりなおしたい気持ちはあるだろうから酒井はまさに田宮氏の言うとおり、「まわりがそっとしておかない」状況を待っているのだろう。
(TechinsightJapan編集部 クリスタルたまき)