先日、人気ガールズ・グループ「プシー・キャット・ドールズ」のヴォーカリストであるニコール・シャージンガーが、F1レーサーのルイス・ハミルトンと破局し、かなりのダメーを負ったことをお伝えしたばかりである。そして今、予想されてはいたものの、ついにグループは解散を発表した。

振付師ロビン・アンティンが、歌えるバーレスク・ダンサーを集めて1995年に “大人のポップス” を目指して結成されたのが、「プシー・キャット・ドールズ」。

ジョニー・デップが強烈な後押しをし、彼女らを自分の店「ヴァイパー･ルーム」に出演させたことから、いきなりロサンジェルスの夜を熱くする話題のガールズ・グループとして知れ渡った。

2004年には映画『シャークテイル』のサントラに参加し、2005年にはアルバム『PCD』で正式デビュー、 “Don’t cha”、 “Stickwitu”他数々のヒット曲を放った。またラスベガスには彼女ら専用のラウンジが設けられ、チケットは瞬く間に完売という最強ガールズ・グループにのし上がったのだが、しかし今…。

メロディ・ソーントン（24）は、MTV NEWSの取材にこう説明する。「このまま永遠に解散というわけではないと思うけれど、メンバーの皆が今少しだけ休みを必要としているの。なんて言うのかしら、姉妹だって24時間一緒に過ごしてばかりでは、独りになりたくなるものでしょう？」

だがソーントンは、やはりミュージシャンとしての自分に何よりもの生き甲斐を感じており、作曲や録音はこのまま続けたいとし、ソロ・アルバムを出すことについても否定はしない。

在籍6年のメンバー、キンバリー・ワイアットは、ダンサーとしてのキャリアはすでに20年にもなると言い、今後はファッション界に進出する予定で準備を進めているという。

このグループはロンドン滞在中の8月、リポーターからいささか意地悪な質問ばかりを浴びていた。リード・ヴォーカルのニコール・シャージンガーの人気ばかりが高く、しかしそのニコールは昨年ソロ・デビューに失敗していたこと、嫉妬心から口論が絶えないという噂、そしてグループとしての将来性についてである。

英「Daily Mail」はまた、メンバーのアシュリー・ロバーツがホテルの外で待ち受けるファンに向かって、「ここ（ロンドン）に来るのも、グループとしてはこれが最後よ。残念ながらね。」と漏らしたことを報じ、一気に解散危機説が広がっていた。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）