アジア発!Breaking News

writer : techinsight

【アジア発!Breaking News】タクシーの中に39万円入りの財布。無事持ち主のもとに返還される(タイ)

11日、タクシーの後部座席に財布が落ちているのを、運転手が発見した。中身を確認すると、4380ドル(日本円:約39万円)もの大金が入っていた。そこで運転手はすぐに落し物として連絡し、今回無事、落とし主であるイラン人のもとへ財布が返還されたという。

タクシーを運転していたのは、チャイヤセンさん(37)である。

チャイヤセンさんがお金を発見したのは、外国人観光客4人を目的地に降ろしてからのこと。よってチャイヤセンさんは、おそらく財布の持ち主は、その4人の内のいずれかであろうと推測した。

そしてチャイヤセンさんの推測どおり、実際に落とした主は4人のうちの1人であり、名はラーヒム・ユセフサーデトさん(28)という。ユセフサーデトさんを含む4人は、イランからの観光客である。

ユセフサーデトさんによると、4人はペッチャブリーロードのイスティンホテル周辺でタクシーに乗り込み、サパーンクワーイまで向かった。その際に、財布をタクシーに落としてしまったのだ。

ユセフサーデトさんは、タクシーを降りてから財布がないことに気付き、すぐに警察に連絡した。すると、タクシー会社にて保管されていることが判明し、今回、ユセフサーデトさんは財布を無事に得ることができたのである。

ユセフサーデトさんは、財布が戻ってきたことを喜ぶとともに、タクシー運転手チャイヤセンさんに対して、400ドルの御礼金を手渡したという。

タイにおいては、落し物が持ち主に無事に返還される確率はあまり高くないといわれている。今回のケースは無事に落とし主のもとに財布が返還されたので、イラン人は非常に幸運だといえよう。また、タクシー運転手が御礼金として得た400ドルというのは、タイでの初任給1ヶ月分に相当する額である。落としたほうも拾ったほうも幸運であったことは間違いない。
(TechinsightJapan編集部 若曽根了太)