今回の【ドラマの女王】は『オルトロスの犬』(TBS系 滝沢秀明主演)。24時間テレビに出演した錦戸亮(NEWS・関ジャニ∞)が、山ピーとともにインフルエンザに倒れ、第7話分の撮影が間に合わず1回分をダイジェスト版放送に。体(てい)よく現れた、タッキー、水川あさみ、そして病み上がりの錦戸亮。三人が集まって生ドラマでもやってくれるのかと思いきや、なるほど、元々ややっこしいドラマのストーリーを分かりやすく切って繋げただけの一時間。でもこれ、本当に間に合わなかったの?
水川あさみがわざわざ、錦戸が病院からもらってきた回復診断書?なるものを、カメラに写して「錦戸亮 完全回復宣言。」をしてまで行った『オルトロスの犬』の緊急ナマ放送。顔色の悪い錦戸、24時間テレビ『にぃにのことを忘れないで』の時にも思ったけど、痩せてて本当の病人みたい。あんまり無理しないで。
顔は笑っていても、目は笑っていない滝沢秀明。内心「後輩の病欠」で撮影が進まずイライラしているのかもしれないが、そんな事はおくびにも出さずにニコニコ登場。ドラマの役柄とあいまってなんか怖い。
肝心な『オルトロスの犬』であるが、なるほど、第一話からちゃんと見ていたつもりだっけど、複雑な内容のドラマゆえに見落としている部分がたくさんあった。そもそも、なぜ主人公の竜崎臣司(滝沢秀明)が牢屋に入っていたのかも分かっていなかった。
とにかく、ダイジェスト版を一回挟んで「いよいよ終盤が気になる」展開を見せる『オルトロスの犬』。実は7話分の撮影は間に合っていたけど、「ナマ放送をやることで視聴率が稼げるなら・・・・・。」的な狙いはなかったか?
いずれにしても、テレビ局も、視聴者にとってもオトクな1回分だったのだ。
(TechinsightJapan編集部 クリスタルたまき)