女王様キャラで人気を博した女芸人のにしおかすみこ。彼女が落語家デビューを果たした。昨今のお笑いブームにより次々と若手芸人が出てくる中、いわゆる一発屋で終わる芸人も少なくない。女王様キャラでブレークしたにしおかも例外ではないだろう。しかし、厳しい落語の世界で本当ににしおかはやっていけるのだろうか。
にしおかすみこが自身のブログで、落語を始めたと綴っている。昔から落語を見るのが好きだったこともあり、落語家の春風亭小朝師匠に落語をやってみたいと頼んだようである。そのかいもあって、春風亭小朝師匠の独演会の前座をやらせてもらえることになった。
緊張しながら舞台に上がったのだが、出囃子が何と、にしおかがSMの登場曲に使っていたものを、生三味線で弾いてくれたらしい。テクノ調の曲を三味線で弾いてもらって出にくかったようだが、すごくうれしかったとも綴っている。
にしおかは、小朝師匠に「春風こえむ」という名前まで付けてもらった。この名前をもらった時にさわやかで、かわいい名前だと思ったと綴っている。しかし、この名前にはさわやかとは言えない言葉が隠れている。まず、春風は春風亭の「春」と「風」、こえむの「こ」は小朝師匠の「こ」。ここまではわかる。問題は最後の「えむ」だ。これは、どMの「えむ」ということらしい。にしおかもこれを聞いて、ふざけていると思ったようだが、師匠に「落語をやる時は、女王様キャラ封印で、振り幅がたくさんあるという意味」だと聞いて、ありがたいと思ったようだ。
にしおかはブログの最後に「師匠とお客さんに見守られて、汗びっしょりの初落語でした。まだまだですが、とりあえず、スタートできました。」と綴っており、これから先も落語を続けていく決意がみれた。最近では女王様キャラを封印し、地味な印象のにしおかだった。まあ、いつまでも女王様キャラではやっていけないのだろう。今回の落語体験を機に、落語家としてやっていくのか、それとも売れない芸人へと逆戻りとなるか、今後のにしおかの動向に注目したい。
(TechinsightJapan編集部 MAKI)