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タイ中部の観光地パッタヤーにてひったくり事件が発生したが、犬の活躍によって犯人はすぐに逮捕された。
4日16時半頃、ある男性(46)が、タイの観光地パッタヤーのジョムティエンビーチの道路を歩いている際に、事件は発生した。
3人の男が2台のバイクに分乗して男性に近づき、すれ違いざまに男性が身につけていた金のネックレスをひったくって逃げたのだ。
そこで、男性は警察に連絡し、3人の犯人や2台のバイクの特徴を伝えた。
連絡を受けた警察は捜査を開始し、その甲斐あって、犯人2人をすぐに捕まえた。しかし、肝心のネックレスを2人は持ちえていない。
どうやらもう1人がネックレスを所持しているとして捜査を続行していると、警察に、ある怪しい男が家に侵入しようとしたため、それを捕まえたという連絡が入った。
そこで、警察がその家に駆けつけてみると、そこには2匹の犬に足をかまれて大怪我を負った男(18)がいた。そして男を調べてみると、男が金のネックレスを所持していたことからその場で警察に逮捕されたのである。
犬の飼い主(57)によると、家で休んでいたとき外から助けを求める声が聞こえた。そこで、表に出てみると、男が2匹の犬に襲われていたのだという。
飼い主は犬を制止するとともに、男に対してなぜ家に入ってきたのかなどと問いただしたところ、男が泥棒であることが判明したため、警察に連絡したのだ。
ひったくりをした犯人が、逃走中に犬にかまれるというのは、まるで漫画のようだ。犯人は、なんとも不適当な場所に逃げ込もうとしたものである。
ちなみに、この男たちはこれまでも同様の手口で犯行を重ねてきたらしく、余罪についても今後追及されることとなる。
(TechinsightJapan編集部 若曽根了太)