アジア発!Breaking News

writer : techinsight

【アジア発!Breaking News】ニューハーフに睡眠薬を盛られたアフガニスタンコーチ(タイ)

現在タイでは、“第1回アジア武道大会2009(First Asian Martial Arts Games 2009)”が行われている。大会に出場しているアフガニスタンのコーチが、ニューハーフに睡眠薬を盛られ、金品すべてを盗まれる事件が発生した。

この大会は今月1-9日まで実施されるが、初日1日の夜、このアフガニスタンコーチは酒でも呑みに行こうと考え、彼はラチャダーにあるホテルを出て、友人2人とともにバンコク有数の歓楽街、ナーナーへ向かった。

そこで、ある女性と、いや実はニューハーフと意気投合した。そして、このアフガニスタンコーチは彼女が男であるとは気づかないまま、自分のホテルに連れて行き、部屋で酒を飲みなおすことにした。

そして、ホテルの一室で2人は楽しく酒を飲んでいたのだが、コーチが突然の睡魔に襲われた。そこでコーチは少し横になりながら話をしていると、そのニューハーフはコーチにマッサージを施してくれたという。そのため、なおいっそうコーチは眠気が増し、そのまま眠りに落ちてしまった。

そうなれば、お察しのとおり、コーチが目を覚ましたときには金品すべてがなくなっていたのである。コーチは午後2時すぎに目が覚めたという。

そこで、コーチはすぐに警察に連絡し事情を伝えた。コーチによると、彼は飲んでいる最中に少しの時間、ニューハーフを部屋に残し、友人のもとへ行ったそうなのだが、そのときに睡眠薬を盛られたと話しているという。

コーチの話を受けて、その特徴から警察はその相手はニューハーフであり、最近被害が続出している旨を伝えたのであった。

アフガニスタンコーチは、目覚めたときに金品すべてがなくなっていたのにも驚いたであろうが、ニューハーフと知ったときもまた然りであろう。夜遊びには十分な注意が必要だということである。それにしても、コーチという立場が今後続けられるのか、他人事ながら不安である。

ちなみに、アフガニスタンコーチの被害総額は、約32万バーツ(約90万円)にものぼるという。
(TechinsightJapan編集部 若曽根了太)