赤ちゃんポストに託された女児、扉を開けた消防士が“運命”を感じて養子に(米…
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18日に行われた俳優の山城新伍さんの密葬に、一人娘の女優 南夕花さんが出席しなかったことについてメディアではさも「酷い娘」のような扱いをしているが、そんな扱いに映画監督の山本晋也さんが物申した。
密葬が終了してからこっち、山城さんの弟である渡辺さんが想いを吐露する映像を繰り返し流し「父親が死んだ報道を見聞きしたら、連絡ぐらいよこすのが普通だろう」と、非常識な娘扱いをしている各メディア。
19日昼に放送されたテレビ朝日系列の情報・ワイドショー番組『ワイド!スクランブル』でも、該当の新聞記事を取り上げ、映像を流し、この日出演していた山本監督に話題を振った。山本監督は「(娘のことについて)山城さんは覚悟はしていたみたい」といい、その後「家族のことは第三者がわかる世界ではない」とやんわりと語った。
確かに、一般的に考えれば親が死んだのであれば娘くらいはという気持ちもわからないではないが、自身の名前を籍から抜いたほどの確執があった親子関係とくれば、そこに至るまでにどれだけの事柄があったのかということは想像に難くない。そもそも、親戚だろうが隣人だろうが、他人の家庭の事情について簡単に理解できるものであろうはずがない。それを、たとえ弟であろうとあのような形でメディアに言い放つのはいかがなものか。そして、それを繰り返し流し、取り上げ、「来ないほうが悪い」というようなイメージの植え付けにはほとほと嫌気がさす。
詳細もわからない既出報道の方向性に同調するコメンテーターが多い中、今回の山本監督の発言は、大きくうなずける一言だった。
(TechinsightJapan編集部 北島要子)