身長差152センチ “世界一背の高い女性”と”世界一背の低い女性”が初対面…
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バンコクのとあるスーパーを写したこの写真にあるように、今、タイ国内では至る所で色々な模様が施されたロウソクが売られている。こうした光景が見られるは、なぜであろうか。
この時期になるとタイの至る所で、種々あるロウソクのうち、どれを購入しようかと思案しているタイ人を見かける。ロウソクは、大きさや文様、値段もそれぞれ異なる。その中で、どのロウソクが一番適しているかを探すのだ。
では、そもそもなぜ、ロウソクを購入するのか。
それは、間近に控えている“入り安居(タイ語ではカオ・パンサー)”に備えてである。
入り安居とは、われわれ日本人にはなじみが薄いが、仏教国であるタイでは非常に大切な日である。
それは、乾季の期間に遊行へ出ていた僧侶たちが、雨季を迎えるにあたって寺に戻り、修行に専念する期間=雨安居の開始の日なのである。そして、入り安居の日から3ヶ月間、出安居(タイ語でオークパンサー)の日まで僧侶たちは寺から出ることなく修行に励むのだ。
このように入り安居は、僧侶にとって重要な日となるわけだが、在家の者にとってもそれは同様である。
入り安居前日には、タイの在家の人々は僧侶にロウソクや供物を献納し、またその夜にはみなでロウソクを持って本堂の周りを三周するのである。これによって、多くの徳を積むことができるのだ。
つまり、この時期にそこら中で見受けられる種々のロウソクは、僧侶や寺に寄進するためのものである。タイ人はなるべく綺麗なロウソクを購入し、多くの積徳につなげようとするのである。
(TechinsightJapan編集部 若曽根了太)