5日、タイのリゾート地パタヤにて、ある英国人男性（41歳）が、無銭飲食の容疑で逮捕された。なんと逮捕された場所は、海上だったという。一体なぜこのような逮捕劇となったのだろうか。

ビールバーの支配人によると、この英国人男性は、20時頃に来店し、酒を注文した。男は酒を飲み始め、夜半には泥酔状態におちいった。

泥酔した男は席を立つと、支払いもせずに、なぜかそのまま帰ろうとした。そのため、店の者はあわてて支払いを要求した。しかし、男は支払いを拒否した。

当然のことながら、店側にとってはそういうわけにはいかないので、男に詰め寄ると、男は逃亡し、そのまま海へダイブしたのだ。

店の者もさすがにそこまで追いかけることができず、警察へ通報した。

そして午前1時半頃、パタヤの警察当局は、この英国人男性を逮捕した。場所は海岸から200メートルほど離れた海上だったという。

現地ニュースが伝えたところによると、この英国人は本国イギリスに妻がいるものの、タイ人女性とも交際しており、しかもそのタイ人女性は現在妊娠中だという。こうした複雑な事情が、今回の少し変わった食い逃げの逃亡劇につながったようだ。

真夜中のパタヤの海を泳いでいたときの、男の気持ちは計り知れない。

ちなみに無銭飲食代金は、1,155バーツ（約3,000円）だった。
（TechinsightJapan編集部　若曽根了太）