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インドでは、世界で最も辛いチリペッパーを手榴弾に詰めることになりそうだ。暴徒の鎮圧には「レッドチリ爆弾」がきわめて有効かつ適切であるとの考えからその計画は進められている。
手榴弾に使われるのは「Bhut Jolokia」と称されるチリ。世界で最も辛いとはどれほど辛いのか? 食卓で親しまれている一般的なチリと比べて、実に1000倍も辛いといわれている。
そもそもインドの軍隊とレッドチリとの関係は深く、厳寒時の対策として食品に混ぜているそうだ。また、兵舎を囲むフェンスにも、このチリペッパーは撒かれているが、それは強烈な臭いが動物を寄せつけないだろうとの目論みからである。
では、手榴弾の中身を爆薬からこのレッドチリに変えることにどんな利点があるのか? 暴徒を無力化する能力を維持しつつも、彼らを殺傷せずにすむようになるという。
手榴弾にチリペッパーを詰めるとは漫画みたいな話ではないかとはじめ訝った。が、防犯・催涙スプレーをあたってみると、「天然の唐辛子成分の催涙スプレーで、泥酔者や麻薬中毒者にも効果あり」「辛いレッドペッパーエキスを噴射させるので大男でもしばらくは無抵抗状態に!」といった説明文とともに、ペッパースプレーと括られる商品が相当数販売されている。インドでの試みにも期待してよさそうだと不見識を恥じた次第である。
(TechinsightJapan編集部 田中箇)