writer : techinsight

鑑賞する不思議旅。“ひょっとこ乱舞”『旅がはてしない』。

先日新国立劇場で上演された『夏の夜の夢』にて、力いっぱい妖精パックを演じたチョウソンハ。彼が所属する劇団「ひょっとこ乱舞」の第21回公演『旅がはてしない』が7月17~21日 東京芸術劇場小ホール1にて上演される。ひょっとこ乱舞主宰の広田淳一の自由な作風と演出は肩に力の入らない若者らしい持ち味。彼による『旅がはてしない』のレビューと“ひょっとこ乱舞”の魅力に迫る。

等身大の日常に納まりきらない壮大なフィクションをミクロなニュアンスと身体表現にこだわって追求する広田淳一は1978年生まれ。彼が主宰する劇団、『ひょっとこ乱舞』は、2001年の旗揚げ以後、年2~4本のハイペースで公演を行う。2004年に『無題のム』で、日本演出者協会主催「若手演出家コンクール2004」にて最優秀賞を受賞し、その実力が認められ始めた。

そんな広田の最新作、ひょっとこ乱舞の第21回本公演『旅がはてしない』が7月17~21日の間、東京芸術劇場小ホール1で行われる。出演は、ひょっとこ乱舞のチョウソンハ 中村早香 橋本仁 笠井里美 松下仁 根岸絵美 齋藤陽介 舞香の他、同世代の劇団の役者たちが顔を揃える。

このお芝居のレビューをちょっとご紹介。
『旅がはてしない』は、旅にまつわる物語。
旅とはいっても旅行鞄ぶら下げて海外旅行に行ったりするわけじゃありません。「人と人とのつながり」で出来たネットワークを旅する話です。まだ見ぬ誰かと出会うため、登場人物たちは海を越えビルを越え、時間まで越えて旅をします。
「なんでそんなにまでして誰かと繫がんなくちゃいけないの?」
いうなればこの話は、そんな疑問に対しての僕の答えです。
主宰・作・演出 広田淳一

精一杯体を使い、舞台いっぱいに感情を表現する出演者たちは必見。「ひょっとこ乱舞」の第21回公演『旅がはてしない』が7月17~21日 東京芸術劇場小ホール1にて。
(TechinsightJapan編集部 クリスタルたまき)