writer : techinsight

「劇団、江本純子」vol.0『まじめな話』が福岡に参上。

関東を中心に活動する大人気の女性劇団「毛皮族」。その「毛皮族」を主宰する江本純子が、「毛皮族とはちょっと違う芝居」を始めようと立ち上げたのが「劇団、江本純子」。そのvol.0『まじめな話』が福岡の「紺屋2023」konya-galleryにて7月17日(金)~19日(日)に上演される。今年5月、東京渋谷のギャラリー LE DECOを連日パンパンにした二人芝居『まじめな話』。江本の相手役は、7月4日(土)公開の映画『美代子阿佐ヶ谷気分』(坪田義史監督)で美代子を大胆に演じた町田マリー。女の本音の芝居をぜひ福岡でも。

ダンスあり“お色気”もありの「毛皮族」のお芝居とは違い、リアルで詳細な会話から奇想天外なお話が繰り広げられる「劇団、江本純子」。通常タイクツになりがちな会話劇ながら、そこはユーモアのセンスに定評がある江本純子、次々にシニカルなセリフが飛び出し面白い事うけあいの舞台である。

江本純子は、女優として様々な映画や舞台で活躍する一方、自身主宰の劇団「毛皮族」の脚本・演出を手がける。現在公開中の映画『USB』で銀杏BOYZの峯田和伸扮するチンピラとアナーキーな逃避行をする不良少女を演じたかと思うと、「毛皮族」とはうってかわった作風で、水沢エレナ、桜庭ななみなど今をときめく7人のアイドルを主人公としたTVドラマ『東京少女』(BS-i)シリーズの脚本参加も手がける。彼女の持つ女性特有の逞しさは、どちらかというと男性主体の演劇界において大きな存在感をあらわす。そして、さばさばとした持ち味は、どんな観客にもとっつき安く魅力的だ。

今回公演される『まじめな話』の共演者は、7月4日(土)公開の映画『美代子阿佐ヶ谷気分』(坪田義史監督)で孤高の漫画家・安部慎一の妻、美代子を大胆に演じた町田マリー。彼女と江本純子による二人芝居だ。このキャスティングならではの特別な純粋友情物語といえよう。気心の知れた「女二人」による緊迫の舞台(時にはユーモアあり。)に期待が高まる。

ぜひ、「毛皮族」を知らない人にも見てもらいたい。
福岡公演の詳しい情報や、イントロダクションが読みたい方は「まじめな話」特設サイト まで。

今回のvol.0『まじめな話』、前田司郎、安藤玉恵を迎えてのvol.1『セクシードライバー』に続き、次回東京渋谷のギャラリー LE DECOで行われる「劇団、江本純子」 の公演は、vol.2『常に最高の状態』(7月28日~)。女性5人実力派のゲストが楽しみである。
(TechinsightJapan編集部 クリスタルたまき)