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今月6日の朝6時ころ、タイ東部ラヨン県のカオチャマウ・カオウォン国立公園近くの森で体重約1.5トン、高さ2.4メートル、推定14歳くらいの野生の象が死んでいるのがみつかった。象は誤って切れた電線に触れたことによって感電死したのではないかと考えられている。
村人によると、これまで森にいる野生の象は、村に入り込んで村人に危害を加えることはなかった。象はおそらく、食べ物を求めて森から出てきたところ、切れた電線に誤って触れてしまい、感電死したのではないかとみられている。
近くの村の住民によると、6日の夜中3時ころ、象の泣き声がしたとともに、停電があったという。
感電死してしまった象は、近隣の村人によって丁重に弔われた。
まず12人の僧侶が読経し、その後、村人たちも献花やバナナなどを象に捧げた。そして、葬儀が終わった後、ショベルカーで掘られた深さ4メートルほどの穴に象は埋葬された。
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象が食料を求めて森から出てきて、こうした痛ましい事故に発展するケースは近年、比較的見受けられるという。森の生態系が微妙に変わり、食料が少なくなってきていることが影響しているのではないかと指摘する者も多い。
象の葬儀が盛大に行われた今回のケースをみても分かるように、象はタイの国民に非常に愛され、特別視されている。タイの国民は象を、神が宿る特別な生き物として神聖視している部分もあるくらいだ。こうした痛ましい事件が、今後減っていくことが望まれているのである。
(TechinsightJapan編集部 若曽根了太)