writer : techinsight

ケータイのデザイン性、10代はシャープ、30代はパナソニック。年齢高くなるほどNECを信頼

「ケータイはNECに限るよなぁ…」そんな発言をしている人は、オジサン化が始まっているかもしれない。
携帯電話のメーカーについては、先日行われた調査でシャープ製を利用する人が最も多いことがわかったが、ではそれぞれのメーカーについてユーザーはどのような印象を持っているのか。再び調査が行われた。

調査を行ったのはモバイルリサーチを展開するネットエイジア株式会社だ。今回はケータイ端末およびケータイメーカーへのイメージについて、10代から30代の男女500名を対象に調査した。なお、回答者500名の使用キャリアの内訳を見ると、NTTドコモが51.8%、auが36.4%、ソフトバンクが11.8%となっている。

調査ではまず、携帯電話メーカーの各端末のイメージに最もあてはまるワードについて単一回答形式で質問した。その結果、国内メーカーは「実用的」「デザイン性が高い」がトップとなり、外資系メーカーは「個性的」がトップとなった。

以下、各メーカー別に見ると、国内メーカーではパナソニック・シャープ・ソニーエリクソンは「デザイン性が高い」がトップとなったが、NEC・富士通・東芝・日立・カシオ・サンヨーは「実用的」が最も高くなった。

一方、外資系メーカーでは、ノキア・サムスン・LG電子・HTCは「個性的」が最も高くなり、iphoneを出しているアップルは「斬新である」が最も高くなった。

各メーカーの端末イメージを年代別で見てみると、「デザイン性が高い」において、パナソニックは20代と30代の評価が10代よりも高くなったが、シャープ、アップルは10代が最も高くなった。つまり、デザイン性では、20代と30代パナソニックを、10代はシャープとアップルを評価している傾向にあることがわかる。

また、各ケータイメーカーのイメージにおいて、どのワードが最もあてはまるかを単一回答形式で聞いたところ、全体的な傾向としては国内メーカーを中心に「信頼できる」「かっこよい」「実用的」がトップになった。

各メーカーに対する回答状況を見てみると、パナソニック・シャープ・NEC・富士通・東芝・日立は、「信頼できる」が最も高くなり、パナソニックは31.4%に達した。一方、ソニーエリクソンでは「かっこよい」が21.4%でトップとなった。

外資系メーカーのアップル・ノキア・サムスン・LG電子は、「国際的」が最も回答が多くなり、ノキアでは22.4%となっている。年代別で見てみると、シャープ・ソニーエリクソン・アップルは、年代が低くなるほど「信頼できる」割合が高くなった。一方NECは逆に年代が上になるほど「信頼できる」人が増加する傾向が認められた。

曲解をすれば、「NECのケータイを信頼する人ほどオジサン・オバサン傾向にある」、なんてことも言えそうだ。今回の調査結果の詳細はモバイルマーケティング情報ポータルサイト「モバイルマーケティング.jp β版」にて公開されている。
(TechinsightJapan編集部 鈴木亮介)