貴方の使っているケータイ機種の満足度は何位に入っているだろうか。ケータイメーカーに関する満足度調査が行われた。

調査を行ったのはモバイルリサーチを展開するネットエイジア株式会社で、調査は先月末に、１０代から３０代の男女５００名を対象に携帯電話によるインターネットリサーチにより実施された。ちなみに回答者５００名の使用キャリアの内訳は、ＮＴＴドコモが５１．８％、ａｕが３６．４％、ソフトバンクが１１．８％となっている。

調査はまず、現在利用しているケータイメーカーを（複数利用している場合は最も利用しているメーカーを）単一回答で尋ねた。その結果、１位となったのは「シャープ」で２５．０％であった。次いで２位は「パナソニック」で１６．４％、３位は「ＮＥＣ」で１２．６％、４位は「ソニーエリクソン」で８．０％となった。

調査では続いて、ケータイの総合満足度について尋ねた。各メーカーを利用しているユーザー別で見ると、「かなり満足」と「まあまあ満足」を合わせた「満足」が最も高かったのは、「シャープ」ユーザーで８６．４％となり、これに僅差で「ソニーエリクソン」ユーザーが８５．０％とが続いた。以下、「ＮＥＣ」ユーザーが８４．１％、「富士通」ユーザーが８３．９％、「パナソニック」ユーザーが８２．９％となった。

そして、現在利用しているケータイの各項目についての満足度を単一回答で聞いたところ、「不満」が最も高かったのは、インターネットの画面表示や切り替えなどの反応スピードで４６．８％となった。、また、バッテリーの持続性も４２．４％の人が「不満」と回答している。

さらに調査では買い替えたいケータイメーカーについても尋ねた。携帯電話を買い替える予定があるかどうかを聞いたところ、３人に１人に相当する３４．６％の人が２年以内の買い替えを検討していると回答した。そして「ケータイを買い替える予定がある」または「具体的な予定はないが、いずれは買い替えたいと思っている」と回答した４２５名に、どのメーカーのケータイに買い替えたいと思うかを最大３社まで聞いたところ、トップはやはり「シャープ」で５２．５％となり、２位は「パナソニック」で４０．５％、３位は「ＮＥＣ」で２６．６％、４位じゃ「ソニーエリクソン」で２３．５％となった。

さらにこの結果を、各メーカーを利用しているユーザー別で見てみると、どのメーカーも、現在そのメーカーを利用しているユーザーの６割から８割が同じメーカーに買い替えたいと回答していることがわかった。つまり、シャープ製の携帯利用者は機種変の際に再びシャープ製を選ぶ人がほとんどということだ。ただし、「ソニーエリクソン」ユーザーの４人に１人が「アップル（ｉＰｈｏｎｅ）」に買い替えたいと考えていることも明らかになった。

「シャープ」が利用率、満足度ともにトップに立った。 今回の調査結果の詳細はモバイルマーケティング情報ポータルサイト「モバイルマーケティング．ｊｐ　β版」にて公開されている。
（TechinsightJapan編集部　鈴木亮介）