writer : techinsight

【親方日の丸な人々】公務員女性の結婚事情

前回は、民間企業勤務の女性が公務員男性をゲットする方法を紹介したが、今回は、公務員女性の結婚事情について紹介する。

公務員女性なら、同僚の公務員男性と結婚するに違いないと思うかもしれない。
確かにそういう傾向はあるが、結構な数の女性職員が独身のまま定年まで役所に奉職する。

もちろん、独身のまま定年まで役所に奉職すること自体は、人生の選択であるからそれぞれの自由である。
理由を尋ねれば、「私は仕事に生きることにした」「役所の男性がみなコドモに見えて結婚する気が起きなかった」などと、一応の理由が返ってくる。

しかし、最大の理由は、公務員は終身雇用の上に肩たたきもなく仕事もラクなので「食べるのにこまらないから」である。(ラクでない仕事もあるので、職種などで違うが)

多くの場合、女性が結婚に求めるものは「安定」である。
公務員女性の場合には、その安定が役所によって与えられているので、焦って結婚に走らなくてもよく、ニュートラルな立ち位置にある。

民間企業勤務の女性たちが、「生活するために」稼ぎの良い男性を探しているのとは違い、公務員女性は生活するために結婚する理由などないので、それほど切迫していない。

かくして、30代を迎えれば、男性からの引き合いも少なくなるのに反比例して、給料は上がり、責任ある仕事も任されるようになるので、自由と潤沢な稼ぎと仕事へのやりがいを捨ててまで結婚する理由は乏しくなる。

さらに別の事情もある。役所の接遇担当や事務補助の若い女性アルバイトには、わりと多く見合いの話が舞い込むので、正職員の女性はのんびりしているうちに、職場結婚の話が少なくなってくるということだ。

先週紹介したように、公務員男性をゲットしたい民間女性は、役所や法人にアルバイトや非常勤職員として勤務するのが一番てっとり早く、逆に、これから正職員として役所に採用される女性は、役所人生のなるべく早いうちに、結婚についての考えを固め、結婚したいのであれば、自覚的な婚活が望まれよう。

(TechinsightJapan編集部 石桁寛二)