墜落したエールフランス機に、ハネムーン帰りに自分の家族に会いに行こうとしていたスペイン人の花嫁だけが搭乗していた。夫である男性は、ハネムーン先のブラジルからそのまま在住しているドバイに戻ろうと、2人で別々の飛行機に搭乗したのだった。

Anna Negra Barrabeigさん（28）とJavier Alvarez Queroさん（38）は、ハネムーンでブラジルを訪れていた。2人は共にドバイに在住しており、つい最近の5月上旬に、バルセロナの近くで結婚式を挙げた。幸せで楽しいハネムーンだった事だろう。しかし、この先に起こる悲劇を知る由もなく、そのハネムーンの後、夫のQueroさんはそのままドバイに直帰する事を決めたが、妻であるBarrabeigさんは自分の家族に会いに行こうと、リオデジャネイロ発、パリ行きの４４７便に搭乗した。

夫のQueroさんは、ドバイに到着してから心理学者、医師、そして2人の友人よりBarrabeigさんの乗った飛行機が消息不明である事を告げられたのだという。

この幸せで新婚だった2人は、ドバイで約1000人の小さなスペインのコミュニティで皆に好かれていたという。また、スペインのテレビ局はこの事故が起きる前に、ドバイでの生活に関するインタビューをBarrabeigさんにした番組を収録しており、近々TVで放送される予定であったが、Barrabeigさんの家族の要望により、放送される事はないという。
（TechinsightJapan編集部　しんたにゆみ）