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writer : ac

【海外発!Breaking News】「3時間以上生きた例はない」外脳症で誕生した男児が生後7か月に(米)

「でもルーカスは医師の予想を裏切り、1日目を生き抜いたのです。もちろん新生児集中治療室で監視が続けられましたが、医師らはルーカスの生命力にただ驚愕するばかりでした。のちに医師から、ルーカスを連れて退院してもいいと言われたのですが、息子の頭は通常の2倍の大きさで、まるで頭に風船がついているかのようだったのです。そんな状態で退院して、息子の頭の突出した部分が破裂したら私たちにはどうすることもできません。それで医師に他に選択肢がないのかを尋ねたのです。」

「手術という選択肢があると聞かされた私たちは、すぐに飛びつきました。そして出産から4日後の3月11日、ノース・ジャージー・脳&脊椎センター(North Jersey Brain and Spine Center)でルーカスの脳の異常な組織を取り除き、脳組織周辺を閉じる手術が行われたのです。その後ルーカスは順調に回復し、手術から1週間後には退院することができました。」

たった数時間の命と予想されたルーカス君は1日を生き、10日を生き、そして10月7日で生後7か月を迎えた。同病院の小児脳神経外科部長であるティム・フォーゲル医師は「タイミングよく手術できたことにより、ルーカス君の機能している脳の部分に損傷が及ぶことを防ぐことができました。また脳卒中やてんかん発作の予防にもなりました。5、6か月後に頭蓋骨の形成手術が必要ですが、外脳症の赤ちゃんで3時間以上生きた例はなく、7か月間も生き抜いてきたルーカス君には驚かされるばかりです。新記録を更新し続けるルーカス君は、同じ病気と診断された家族の希望となるでしょう」と述べている。

マリアさんは医師らも驚くほどの成長を続けるルーカス君について、最後にこう語った。

「ルーカスはフィジカルセラピーに通っており、今ではシリアルやベビーフードを食べることができるようになりました。小さな声で泣き、ハイハイをしたがります。私たち家族にとって初めての男の子なので、3人の娘たちもルーカスに歌を歌ってあげたり、キスをしたりととても可愛がっているんですよ。ルーカスなしの人生は考えられません。奇跡は存在するのです。」

画像は『The Sun 2019年10月3日付「MIRACLE BOY Baby is ‘first in world’ to survive being born with his brain OUTSIDE his skull」(Credit: Handout)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

外脳症で誕生するも、生存記録を更新し続けるルーカス君(画像は『The Sun 2019年10月3日付「MIRACLE BOY Baby is ‘first in world’ to survive being born with his brain OUTSIDE his skull」(Credit: Handout)』のスクリーンショット)

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