海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】父、孫、娘まで…1か月間に同じ病で家族3人を亡くした男性 それでも「前向きに生きる」(英)

イギリス北東部からあまりにも悲しすぎるニュースが届いた。父親、孫、そして娘と1か月間に愛する家族3人を亡くした男性が、悲しみに打ちひしがれながらも「前向きに生きる」と話す姿は思わず涙を誘う。英メディア『Chronicle Live』『Mirror』『The Sun』などが伝えている。

タイン・アンド・ウェアのサウス・シールズで、度重なる悲劇が起こった。アシュリー・トムリンさん(32歳)の祖父ジェイムズさんが大動脈瘤破裂で他界し、その悲しみが癒えぬ22時間以内に息子のジャック・ファーダ君(10歳)が息を引き取ったのだ。

ジャック君は11月6日、激しい胸の痛みを訴えた数時間後に病院で死亡した。死因は大動脈瘤の破裂によるもので、ジェイムズさんと同じ症状だったようだ。アシュリーさんはひとり息子を亡くした悲しみに打ちひしがれた。

生後間もなくして心臓に穴が開いていることが分かったジャック君は、3か月の時に手術を受けた。それから5歳になるまでニューカッスルのフリーマン病院で定期検査を受けていたという。

ジャック君は歩き始めた頃からサッカーが大好きになり、いつもサッカーボールで遊んでいた。学校のサッカーチームではキャプテンとしてゴールキーパーを守り、地元サッカーチーム「South Sheilds(サウス・シールズ)」でのトレーニングを毎週欠かさず受けているほど熱心なサッカーファンだった。同じくサッカーが好きだった曽祖父のジェイムズさんと一緒に今年の5月、ロンドンにあるウェンブリー・スタジアムへサッカーの試合を観に行ったこともあった。

最愛の息子を亡くしたアシュリーさんは、葬儀の場で「あんなに大きな心を持った息子が心臓の病で亡くなるなんてなんとも皮肉だと感じています。ジャックの笑顔は部屋を明るくしてくれました。最高の10年間の人生を私に与えてくれた息子はみんなに好かれていて、全てにおいて完璧でした」と追悼の言葉を述べていた。

ところが息子の死から1か月も経たないうちに、アシュリーさん自身も帰らぬ人となってしまったのである。12月4日、母親ジルさん(59歳)宅に滞在していたアシュリーさんは、早朝にバスルームで発作を起こした。物音に気付いたジルさんがバスルームを覗くと娘が倒れていたため、すぐに救急車を呼んだ。しかし駆け付けた救急隊員が救助を試みるも、アシュリーさんはその場で息を引き取った。

その時、アシュリーさんの父でありジルさんの元夫キースさん(59歳)は電気技師の仕事でアゼルバイジャン共和国の首都バクーにいたが、娘の死の知らせを聞きすぐに帰国した。

わずか1か月間に、父と孫、そして娘を亡くしてしまったキースさんの悲しみは計り知れないが、

1 2