高校生活最後のお弁当に添えられた母親からの手紙を、ツイッターに投稿したある男子高校生。このつぶやきはリツイート2万3千超と大きな反響を呼んだ。お笑い芸人の加藤浩次は、この話題に自分の高校時代を振り返っている。
「今日は高校最後の弁当…」と記して、お弁当箱の上に母親が書いた手紙が置かれている写真。宮崎県内の高校に通っていた男子が、卒業を控えた1月に自身のツイッターに投稿したものだ。
この手紙にある「数々のお弁当を食べてくれてありがとう」「長い間の高校生活楽しかったね」との言葉には、“この子のおかげで楽しいお母さん業ができた”という息子に対する感謝の意が込められているという。3月22日放送の朝の情報番組『スッキリ!!』ではこの話題を取り上げ、親子に電話インタビューを行った。
高校生活最後となる手紙付きのお弁当を食べても、帰宅後いつものように黙って空になった弁当箱を母親に渡した息子。クロスを解いてみると、朝自分が書いた手紙がそのまま入っていたので母親はガッカリしたそうだ。しかし手紙の裏を見ると、そこには「3年間弁当ありがとう」「おかずの種類が3パターンぐらいだったのが良い思い出です」「またいつか作ってください」と息子からのお礼の言葉が書かれていた。この手紙に嬉しさのあまり涙がこぼれたという母親は、「(手紙を)大事に取っておきます」と弾んだ声でインタビューに答えていた。
同番組の火曜コメンテーター・はあちゅうは、高校時代の昼食にクラスメートが菓子パンやカップラーメンを食べているのを見て“カッコイイ”と横目で眺めていたという。毎朝早起きして弁当を用意してくれた母親を思い遣らず、「今日は作らなくていいから」とわがままを言ったこともあるらしい。
すると司会の加藤浩次が、自分の母親は働いていて多忙だったため「(高校の昼食は)全部、菓子パンとかでしたよ」と素っ気なく語る。続けて「毎日お弁当を作ってくれることは、すごく幸せなんだと思うんですけどね」としみじみ述べていた。また加藤は、手紙を書いた男子高校生の母親が「お弁当を食べてくれてありがとう」と息子に感謝していることに心を打たれたようであった。
(TechinsightJapan編集部 みやび)