AKB48の高橋みなみが、インドネシア・ジャカルタのJKT48に移籍した“はるごん”こと仲川遥香について週刊誌のコラムで「48グループで一番のバイタリティ」だと絶賛している。AKB48時代からはるごんには光るものがあり、たとえば、前田敦子とすぐに仲良くなったコミュニケーション力には感心したという。やがて、ほかの力もJKT48移籍とともに発揮され、今ではジャカルタのスター的存在となった。
AKB48時代から“はるごん”の愛称で親しまれた仲川遥香。同じ3期生には柏木由紀、渡辺麻友、田名部生来、多田愛佳(現HKT48)などがいる。高橋みなみは『週刊プレイボーイ』に連載中の“AKB48グループ コラム番外地”にて、仲川遥香とは同い年だが、自分の中ではいつも“17歳”頃のイメージのままだと明かしている。はるごんはファンから届いたそのコラムを読んで、8月16日に『Haruka Nakagawa(HarukaN_JKT48)ツイッター』で「嬉しいです。たかみなに会いたい」とつぶやいていた。
たかみなは、はるごんがすぐに場所や人と馴染むことができる才能を「ずば抜けていた」と評価しており、なかでも、当時センターの重圧から神経質になっていた前田敦子ともすぐに打ち解けたのには感心したらしい。JKT48に移籍した後もはるごんが日本に戻った時には前田敦子と会っており、今でも仲良しである。
さらに、AKB48グループの海外での展開計画が初めて持ち上がり誰しも不安が先行するところだが、JKT48移籍の話が出ると、はるごんは「行きます」と笑顔で答えた。その“決断力”とともに、「日本では伸びないので海外でスポットライトを浴びる」との考え方ができる彼女にたかみなも舌を巻いた。
JKT48ではカタコトのインドネシア語がウケて人気者となり、テレビCMにも出演。HKT48の指原莉乃が冗談まじりに「CMの仕事を回して」とツイートしたこともある。その後もはるごんの活躍は止まらず、『恋するフォーチュンクッキー』をカバーして2013年8月21日にリリースされたJKT48の3作目シングル『Fortune Cookie in Love – Fortune Cookie Yang Mencinta』ではセンターを務める。さらに、2014年の『JKT48 6thシングル選抜総選挙』では3位、2015年の『JKT48 10thシングル選抜総選挙』では2位となる人気で、6月13日にはJKT48の人事異動で、チームTのキャプテンに任命された。
一定の活躍を見せたことから、今後はAKB48で活動するという選択肢もありそうだが、はるごんは日本に戻るどころか「ジャカルタだけでなくいろいろな国に行ってみたい」とさらに視野を広げている。たかみなは、そんな彼女のバイタリティを「48グループナンバーワン」と絶賛。総監督として「メンバーにも見習って欲しい」と願っていた。
言葉も環境も違う異国の地でグループ2位の人気を得るには、想像を絶する努力や苦労があっただろう。だが、たかみなが言うように、仲川遥香はいずれ別の国に移動して「石油王とかどこかの国の王子様とかと結婚。その国で新しい48グループをつくる」ことになるかもしれない。
※画像は『twitter.com/officialJKT48』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)