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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】咽頭に異物感。料理用ヘラを食道深くまで差し込んだ女性が緊急手術(中国)

咽頭異物感、俗にいう「ヒステリー球」に見舞われたとみられる中国の女性が、喉の奥深くに調理器具のヘラを突き刺して自ら病院に駆け込んだ。2度の手術が必要になるなど、本人が想像した以上に食道の粘膜には深刻な傷がついたもようだ。

このほど広東省東莞市の虎門に暮らす31歳の女性(名前などは明らかにされず)が、口からスパチュラ(料理用ヘラ)の端を数センチだけ出した状態で、4歳の娘を伴って「Dongguan Kanghua Hospital」に駆け込み、医師らをびっくりさせたと『蘋果日報(ひんかにっぽう)』が伝えている。

事件は先月12日に女性の自宅のキッチンで起きた。料理中の彼女を突然襲った、息が苦しくなるような違和感と喉に大きな血豆が出来たかのような異物感。それを確かめようとして指を口に突っ込んだが何も確認できず、箸も途中で折れてしまい、長さ30cm、持ち手の幅が最大2.5cmというスパチュラを食道に向けて刺しこんでしまった。

この乱暴な行為で食道の粘膜は深い傷を負い、調理器具にはそれなりの汚れや細菌が付着しているため傷ついた粘膜からの感染症も懸念されるとのこと。医師は女性の食道の80%について「食道切除・再建術」の手術が必要で、退院までに2度の手術が行われることを説明した。当日に最初の手術は成功したが、普通の食事に戻れるのは次回の手術後に首のリハビリを経てからだそうだ。

ちなみに女性は医師から「あなたはとても健康です。咽頭の異物感も、手術中に嚢胞のようなものは一切見つかっていません」との説明を受けている。実は喉に異物感、違和感を覚えて医師に診せるも何も見つからないという場合、「ヒステリー球(咽喉頭異常感症)」という精神的な症状であることも考えられる。これは女性に多く、原因は一説によれば極度の不安やストレスなど緊張状態をしいられることで、自立神経が乱れて発症。ストレスの解消が何より求められ、抗不安剤などが処方されることも多いという。

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(TechinsightJapan編集部 Joy横手)