警察官などに追われ、ビルの屋上にのぼり屋根伝いにビルからビルへ。アクション映画にありがちな逃走劇のシーンだが、これはあまりにも危険な行為である。このほど米ニューヨークでは…。
米ニューヨーク・ブロンクス地区のモット・ヘイヴンで2日夕方、ドラッグ使用が疑われたハキーム・クタさんという17歳の少年が6階建てのビルから飛び降り、搬送先の「聖バルナバス病院」で2日後に死亡した。
『nydailynews.com』が伝えているところによれば、少年は当時警察官に追われており、ビルの屋上にのぼると屋根伝いに隣のビルへと飛び移ろうとして失敗。18メートル下の地面に全身を強く叩きつけられたという。クタさんと一緒だった14歳の友人、そして追いかけた警察官が彼を止めようとジャケットなどをつかんだが、手から滑り落ちてしまった。地面で倒れているクタさんには警察官が心肺蘇生などを行ったが、深刻なダメージを負っているのは明白だった。
きっかけは、そのビルの下で10代とみられる多数の少年がマリファナを吸っているとの通報からであった。駆けつけた警察官にクタさんも職務質問を受け、動揺して逃げ出したものとみられている。家族はガーナからの移民でクタさんは「ブロンクス・エンヴィジョン・アカデミー」に通う高校生。家族は「息子はドラッグなどやっていない」と反論している。
※ 画像はnydailynews.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)