誰もが一度は必ず口ずさんだことがあるだろう『ドレミの歌』の歌詞。その歌詞にまつわる“ある疑問”が、ダウンタウンの番組で解消された。
「ドはドーナツのド」から始まる『ドレミの歌』は、世代をこえて共有されている楽曲である。子供の頃に歌ったことがあるという人も多いだろうが、ならば「ソ」の音を紹介する箇所だけ「そ」という言葉から始まらないことを疑問に感じたことはないだろうか。
そんな疑問に答えるべく、8月13日放送の『水曜日のダウンタウン』で「ドレミの歌 突然の『ソは青い空』はいかがなものか説」が検証された。もともとはミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』の劇中歌であった「ドレミの歌」は、1961年に歌手のペギー葉山によって日本語版が誕生した。
そこで、番組スタッフは日本語版を手掛けた葉山にその真相を尋ねるべく直撃取材を試みた。はじめは「子供の食べ物」で『ドレミの歌』を作ろうと思っていたと話す葉山は、ファの音でつまずいてしまったと述懐する。炭酸飲料の「ファンタ」にしようと考えたそうだが、商品名を入れるとCMソングになってしまうことを危惧した葉山は、食べ物だけで作詞することを断念。
そこからは発想の転換とばかりに、ソの音も「ニューヨークの素晴らしい空」から取って「ソは青い空」という歌詞をあてたと葉山は語った。これだけでも十分に面白い内容だが、そこからさらに掘り下げるのが『水曜日のダウンタウン』の真骨頂だ。
半世紀以上経過した現在、食べ物だけで『ドレミの歌』の作詞ができるのかを葉山にチャレンジしてもらう企画を実施する。その結果、葉山による2014年版『ドレミの歌』の歌詞は以下のようになった。
ドはどんぶりのド レはレンコンのレ ミはみそ汁のミ ファはファミチキのファ
ソはそぼろのソ ラはらっきょのラ シはしば漬けよ
気になる「ファ」は「ファミチキ」になったが、やはり「ファンタ」と同じく商品名となった。当の葉山は、作詞後の感想を笑いながら「この方がいいかもね」と満足げな様子で語っていた。
「アカデミックでありながら、くだらないトーク&情報エンタテインメント番組」と銘打って様々なおもしろ企画を連発している『水曜日のダウンタウン』。ドレミの歌を検証するという企画でもその魅力を存分に堪能することができた。
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(TechinsightJapan編集部 TORA)