パフォーマンス集団・電撃ネットワークの南部虎弾が、63歳の誕生日会を“生前葬”として開催した。デヴィ夫人がブログで招待された心境を「最初はちょっとためらい戸惑いました…」と明かしているように、珍しい試みだ。いったいその“生前葬”とはどのようなものになったのか。
南部虎弾(なんぶとらた)は6月22日、『電撃ネットワーク・南部虎弾オフィシャルブログ』にて「毎年どんちゃん騒ぎの私、南部虎弾の誕生日会~今年は『南部虎弾生前葬』というちょっとかわった誕生会をしようと思ってます」と告知していた。
今年の7月14日で63歳となる彼は、「今のうちに、お世話になってきた人に挨拶しとかないと~生きてるうちにお葬式っていうのも悪くないかも?」とそれを思いついたようだ。
デヴィ夫人が7月24日の『デヴィ夫人オフィシャルブログ「デヴィの独り言 独断と偏見」』で、その南部虎弾の“生前葬”に出席したことを伝えている。様々なパーティーを経験している彼女ですら、「お招きのされ方に、最初はちょっとためらい戸惑いましたが」という。
会場は六本木の『V2 TOKYO/ヴィースクウェア東京』で行われ、夫人は「喪服ならぬ黒のドレスコードで参列」したようだが、南部虎弾の案内では「普段着でいらしてください」とあった。
南部虎弾は金粉と金色の衣装をまとい金一色の姿で登場。南部のブログによると中村ゆうじ、ぺよん潤、大木凡人、エスパー伊東、鳥肌実、パル、レイパー佐藤、ミラクルひかる、楽しんご、あびこめぐみなどが参加。デヴィ夫人の情報では、マジシャンのタジマジックやゴルフの石川松飛人選手なども出席したようだ。
どんちゃん騒ぎとはならなかったようだが、“生前葬”とはいえ、お笑いやトーク、歌などで南部を祝ったようである。デヴィ夫人は「おちゃめでちょっと派手めな“生前葬”。皆さんご一緒に、たっぷり楽しんでおられました」と感想を述べていた。
南部虎弾の説明した主旨と同様に、「自らの生があるうちに縁のある人やお世話になった人を招いてお別れと礼を述べるために行う」のが“生前葬”の主な目的である。一般の葬儀と違い宗教とは関係なく、イベント的なものとなることが多いようだ。
日本でも解剖学者の養老孟司氏やお笑いタレント・ビートたけし、タレントでプロデューサーのテリー伊藤なども“生前葬”を行っており、南部虎弾もその1人に入った形だ。なお“生前葬”は行っていても、遺族により再び葬儀が行われることもある。
※画像は『電撃ネットワーク(TOKYO SHOCK BOYS) Facebook』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)