6月18日の都議会で塩村文夏（あやか）都議に対して「早く結婚したらいいんじゃないか」などのヤジが飛んだ件について、23日に都議会自民党の鈴木章浩議員がヤジ発言を認めて謝罪した。同日のテレビ番組『バイキング』でもこの“セクハラヤジ”問題が取り上げられており、MCの坂上忍らが意見を述べている。

海外でも話題となった東京都議会での“セクハラヤジ”問題は、23日午後に都議会自民党の鈴木章浩議員が塩村文夏議員に謝罪する展開を見せた。

23日に生放送されたフジテレビの月曜『バイキング』では、坂上忍が「犯人と言っていいか分からないが、自分から名乗り出るべきだ」、「腹が立つのは、分かっているはずの周辺議員で、言った本人も悪いが周りにいた人たちも共犯になる」、「都民のことを思うならばとっとと犯人を差し出して」と訴えたばかりだった。

いとうまい子は、ヤジについて「国会でもヤジをすぐに飛ばす。ヤジなんてみっともない。言いたいことがあれば正々堂々と言えばいい。ヤジが習慣化しているのでやめて欲しい」と意見すると、坂上も「ヤジは1つの文化だという人もいるが、こんな低次元なものを見たくもない」と共感している。

また、ホラン千秋は「この発言で、あの女性議員だけでなく多くの人が傷ついた。実際に子どもが産めずに悩んでいるどれだけの人が傷ついたのか考えると、悔しいし怒りがおさまらない」と憤慨した。

そうしたレギュラー陣からの声を受けて、坂上忍は「ただね、あの議員を選んだのも俺らだからね。有権者としてつながっている」と自分たちも無関係ではないと語る。

「選挙があった時に、その時だけ頭を下げたり涙ぐんだりするのに騙されるのはもうイヤなんだよね！」自身に言い聞かせるように主張した坂上は、画面を通して「俺たちもちゃんとした目を持って選ばねばならないし、何よりも投票をしないとダメですと言いたい！」と訴えた。

ヤジを認めた鈴木章浩議員の緊急会見が行われ、情報番組『情報ライブ ミヤネ屋』でも中継されたが、鈴木議員は「他の発言があったのかというのはいろいろ出ているが、自分が発した言葉でないものも報道されている」と語っている。また、彼の会見内容も十分納得できるものではなく、宮根誠司も「ヤジの内容は『女性議員に向けての言葉ではない』というが、それでは誰に向けたのか」と疑問を口にした。

坂上忍の言うように有権者も無関係ではないこの問題は、都議会に限らずまだまだ波紋を広げそうだ。
（TechinsightJapan編集部　真紀和泉）