嵐の大野智が『徹子の部屋』にソロとして2度目の出演を果たした。幼少時代の丸坊主頭の写真を公開された大野が、子ども時代は「はっちゃけていた」とケガばかりしていたことを明かすと、黒柳徹子も「今は落ち着いているのに」と意外そうだった。
『ミュージックステーション』で、嵐について街頭アンケートに答えた女の子たちが「大野くんは東京出身だけど茨城という感じ」と評した。嵐のリーダー大野智は、メンバー5人の中でもどこか落ち着いた雰囲気が漂う。そこが東京よりも茨城というイメージを与えるのだろう。
その大野智が出演した4月18日の『徹子の部屋』で語った内容は、今の彼が落ち着いているのは子ども時代の反動ではないかと思わせるものだった。
大野が子どもの頃はケガばかりして落ち着きが無かったというので、意外に感じた黒柳が「今は落ち着いて見えるのに」と返した。すると彼が「子どもの時に、あんだけはっちゃけていたから…」と答えたので「使い尽くしたから?」と黒柳もうなずいた。
だが、大野智が次々と明かした子ども時代のエピソードには黒柳も改めて驚くことになる。
夕食時に母親がテーブルの上に料理を並べているのに、大野はそのテーブルの上で逆立ちをしたのだ。「そのままひっくり返って、夕飯も台無しにして、親に3千円渡されて『出てけ!』と言われた」という。結局、3千円もの大金を持って外に出るのは怖いと考えて、すぐに謝った。大野は今でも「みそ汁がたれているのを、まだ覚えている」と申しわけなさそうに語った。
ある時は父親の自転車の後ろに乗せてもらい、「寝るんじゃないぞ。足は開いておけ」と言われながらも寝てしまう。足を車輪に巻き込まれて「15針縫うケガをした」そうだ。近くの病院に連れて行かれたが「あまり痛いとか言わないし、泣かなかった」ため、患者さんが多かった病院で「ああ、この子は待たせても大丈夫だから」と言われて1時間程度待たされたことを覚えているという。
母親が缶きりでフタを開けた缶詰のギザギザを「触ったらダメ」と言うのに、触ってケガをしてまたしても病院へ行った。彼は思い出しながら「ダメと言われたらやりたくなるんですよ。昔から」と苦笑する。
学校で友達が投げた黒板消しが大野の額に当たって流血し、近くの病院に行ったこともある。ヤンチャとは違うが、体育館で朝礼中に貧血気味になって「直立不動のまま倒れてアゴを切って、また病院に行った」こともあった。
大野智が思い出しただけでも、ケガで4回も同じ病院に行っているのだ。その病院でも“大野くん”の名前は有名だったことだろう。
そんな彼だが、「中1の時にケガするのも終わりましたね」という。ジャニーズ事務所に入ってからはケガをすることも無くなったそうだ。
ジャニーズのオーディションを受けた際に、ジャニー社長から「ユーは、リズム感がいいね」と言われた。「学校でも褒められたことが無かったのに、初めて褒められた」ことから大野はダンスに興味を持つ。
嵐の中でも歌やダンスのパフォーマンスで際立つものがある大野智。ジャニーさんの一言で打ち込めるものが見つかり、はっちゃける必要が無くなったことも落ち着いた要因かもしれない。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)