その明るいキャラクターで多くの人から親しまれている「ぐっさん」こと山口智充は、もともとコンビとして活動していたことを覚えているだろうか? 当時、ぐっさんの相方をしていたのが平畠啓史。現在、この平畠啓史が静岡で大変な人気を誇っているのだ。
1月31日の深夜に放送された『有田のヤラシイハナシ』は“地方ヤラシイ四天王”と題して、主に地方ローカルの番組で大活躍している芸人やタレントが計4人登場した。そのゲストの中に“ぐっさん”の愛称でもおなじみである山口智充と共にお笑いコンビDonDokoDonとして、2006年頃まで活動していた平畠啓史の姿があった。最近は東京で仕事をする機会がほとんどないためか、番組が都内で30人に実施した聞き取り調査において「平畠を知っている」と答えた人は“ゼロ”という結果であった。
しかし、平畠がMCを務める静岡のローカル番組『くさデカ』はなんと最高視聴率22.5%を出したことがある上に、今年で放送開始から15年を迎えるという大人気番組だ。そのため平畠の静岡での知名度は抜群で、この日の放送では『くさデカ』のロケの合間に街を歩く女子高生から中年の男性まで幅広い層の人々から握手や写真撮影を求められる様子が公開されていた。その際、平畠はひとりひとり笑顔で対応し、一緒に写真を撮った後には「ありがとうございます」などといった声かけも忘れない。
“ファン対応”だけでなく番組作りの面でも平畠の魅力は発揮されているようだ。『くさデカ』総合演出の勝俣さんから「ロケ現場の総合演出のような方で本当にいつも助かっている。平畠さんの代わりは全然考えてない」とのコメントが寄せられるほど。平畠の現在の活躍ぶりが伝わるVTRを見終えた後、くりぃむしちゅーの有田哲平は思わず「(平畠のように)人柄が認められるのが芸人として一番の理想形」との感想をこぼしたのだった。
山口と平畠は1994年にお笑いコンビDonDokoDonを結成し、1999年には『爆笑オンエアバトル』初代王者となるなどその実力は高く評価されていた。しかしコンビとしての活動が徐々に減っていった2人は、2006年にレギュラー出演していた『ワンナイR&R』の放送終了をきっかけにそれぞれピンとしての活動を始めることとなる。その後、山口はミュージシャンや俳優業などマルチな活動に取り組んでいるが、その一方で平畠も“温かい人柄”と“熱心な番組作り”が評価され静岡で大成功を収めていたのだ。
(TechinsightJapan編集部 TORA)