AKB48が2014年3月に国立競技場でコンサートを開催する。12月17日にその情報が流れると、一部の嵐ファンがネット上で不満を訴えている。同競技場が2014年7月から解体工事に入るため、嵐が2013年に行ったコンサートが「最後の国立ライブ」とされていたからだ。そんな状況を察してか、櫻井翔が「AKB48の国立ライブ」についてコメントしている。
スポーツ新聞のインタビューを受けて、嵐の櫻井翔が今年の9月に行った国立競技場でのコンサート“アラフェス2013”について語った。今回は東京五輪が決まってからの開催となり、聖火台に点火する演出も実現した。彼はそんな体験を振り返り「AKB48さんやいろんなアーティストの方に、あの景色を見てもらいたい」と国立競技場コンサートの感動を伝えている。
この件は、嵐ファンのみならずAKB48ファンの間でも注目されている。AKB48ファンによるサイトでも「さすがサクラップ」、「サンキュー」、「これはええ奴ですわ」、「次期劇場支配人になって頂こう」と櫻井翔の発言を支持するコメントが多い。
中には嵐ファンの騒動を落ち着かせようとする“大人発言”という見方もあるが、「これはイケメン。中身もイケメン。完全に負けた」とアイドルとしての櫻井翔を称賛するものも見受けられる。
2013年9月21日と22日の2日間にわたって国立競技場で開催された“アラフェス2013”には、それぞれ約7万人のファンが集まった。2020年の東京五輪開催に向けて2014年7月から改修工事が行われるため、メディアでも“嵐が国立でライブを行う最後のアーティスト”と報じられて話題になった。
ところが、2013年12月17日にAKB48が「2014年3月29日、30日に国立でのコンサートを開催する」ことを発表。嵐ファンの間から、「国立は嵐の聖地。嵐が国立最後のLIVEだと思っていた」、「嵐ファンの思いを考えろ」などの不満が噴出した。
その後、12月23日にはももいろクローバーZも来年3月15日、16日に国立競技場公演を発表しており、ここにきて“嵐が最後の国立”という伝説の崩壊は避けられない状況だ。複雑な心境の嵐ファンにとって、櫻井翔の言葉が救いとなれば良いが。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)