人気グループSMAPの番組『SMAP×SMAP』で結成25周年を記念して5人で旅をする企画が放送されると、彼らが宿泊した旅館に予約が殺到するほど大きな反響があった。中でも中居正広が号泣するシーンは感動的でさえあった。だが、木村拓哉がラジオ番組で語ったところでは彼は中居もさることながら、あのメンバーの姿に目を奪われたようだ。
『SMAP×SMAP はじめてのSMAP 5人旅スペシャル』(フジテレビ)が4月8日に放送されると、ネット上でもファンのみならず多くの視聴者による「おもしろかった」、「感動した」というコメントが見られた。特にカラオケを歌う場面でリーダーの中居正広が感極まって号泣する姿には「中居くんのファンになった」というものもあったほどだ。
カラオケでは当の中居正広はほとんどマイクを持たずに、他のメンバーの歌に「もう泣きそう」と聞き入っていた。その時にカラオケを熱唱していた側の木村拓哉が4月12日のラジオ番組『木村拓哉のWhat’s UP SMAP!』で当時を振り返っている。
木村は「中居がまさかガン泣きするとは思ってなかった」と最初はまったく気づかなかったという。ふと気づくと中居が目におしぼりを当てて泣いていたそうだ。カラオケの部屋ではモニターの前に中居正広が座り、その横に草なぎ剛、そして香取慎吾が座っており、その2人が特に熱唱していた。木村と稲垣吾郎は少し離れて座ったまま歌っていたので、中居の異変にもなかなか気づかなかったのだろう。
最初は香取が中居の涙に気づき、やがて草なぎも中居にもらい泣きしてしまうので香取が驚く。草なぎは顔をくしゃくしゃにして泣いていたが、やがてそれを隠すかのようにスパイダーマンのかぶりものをして熱唱を続けるのだった。
そんな状況を振り返った木村拓哉は「お酒を1滴も飲んでいない、あの剛のテンションが、一番僕は『やっぱ、アイツ来てんな!』っていう風に思いましたけどね」と語っていた。確かに食事の場面から草なぎはまったく酒を手にしておらず、カラオケの時も完全なしらふだったのだ。それであのもらい泣きとスパイダーマンのマスクをかぶるノリを見せたのだから木村拓哉も一目置くはずである。
ところで、草なぎ剛は「もう4年間呑んでいない」と話していたが、メンバーの「呑むならば何がいい?」との質問に「最初に呑むとしたらビールがいいな」と答えている。彼が楽しいお酒を呑む日もいずれやってきそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)