エンタがビタミン

writer : naomaru

【エンタがビタミン♪】“恐ろしすぎて語ることができなかった” 松島トモ子、ライオンだけではなくヒョウにも殺されかけていた!

ライオンに襲われた女優として有名な松島トモ子。しかし、同じ番組の取材中にライオンだけではなくヒョウにも襲われていたのだ。松島にとってはヒョウに襲われた経験があまりに恐ろしすぎたため、なかなか語ることができなかったようだ。

25日放送の『解禁!暴露ナイト』(テレビ東京)で、“ライオンに襲われた女優”として有名な松島トモ子が当時の様子を赤裸々に語った。1986年のこと。松島は、ドキュメンタリー番組の撮影のため、ケニアの僻地でライオンと暮らしているジョージ・アダムスンさんを取材しに行った。ジョージさんがライオンの住む保護区へ車で行くと、7頭の野生のライオンが集まってきた。ジョージさんの後をついて松島も車を降りたのだが、集まってきたライオンの中に子ライオンがいたので見つめていると、後ろにいたライオンが襲ってきたのだという。その後ライオンに飛ばされ頭に痛みを感じ本人は気絶してしまったが、スタッフによると10mほどライオンに噛みつかれたまま引きずられてしまったそうだ。頭がパックリ割れ大量出血、まさに瀕死状態の松島。だが、近くに病院はなく、朝になって小型飛行機で病院に連れて行かれた。しかし、雑菌が入ってしまっていることを懸念した医師は「6時間以上経った猛獣の傷は縫わない」と傷の縫合はせずに10日間の入院を指示したのだ。

ところが、松島は3日で病院を抜け出し再びジョージさんの元へ。頭がパックリ割れたまま、撮影を再開した。そしてスタッフたちとともに夕食を4m50cmのフェンスで囲った安全地帯でとっていた松島にまたしても悲劇が襲った。今度は、そのフェンスを乗り越えたヒョウが闇の中にうずくまっていたのだという。松島がうっかり目を合わせてしまうと、ヒョウが体当たりしてきた。自分の首の骨がガリガリと音を立て、松島は「死んだ」と思った。そのヒョウは松島の首を咥えてまるでエサのごとくぶら下げていたのだ。血が噴水のように噴きだしながらも、やはりすぐに病院に行くことは不可能であり、再度翌朝、病院に搬送してもらったのだという。

第四頚椎粉砕骨折という診断を受けた松島だが、また再度ジョージさんの元へ。そして予定していた撮影をすべて終わらせた。

帰国後「ライオンに襲われた」と報道されていた松島。ヒョウに関して今までほとんど語らなかったのは、生きていたのが奇跡とも言うべき恐ろしい出来事が「自分にとってタブーだった」ためだ。口にするのも恐ろしいほどの経験であり、27年経った今、ようやく赤裸々に語ることができたようだ。

それにしても、同行していたスタッフはどうして松島に何度も取材を再開させたのか。当時はそういう時代だったのかもしれないが、今ではありえない出来事である。同じ出演者という立場になりうる名倉潤、河本準一、菜々緒らが、松島の話を聞いて驚愕していたのは言うまでもない。
(TechinsightJapan編集部 佐々木直まる)