4月8日に放送された『SMAP×SMAP はじめてのSMAP 5人旅スペシャル』(フジテレビ)は、高視聴率を記録した。結成25周年でありながら、未だに緊張感のある関係を保っているというSMAP。かねてから「SMAP 5人での旅はありえない」と語っていた中居正広だったが、実際には旅のラストで涙を見せるなどして話題を集めた。その旅の様子を、自身のラジオ番組で振り返った。
20日放送の『中居正広のSome girl’ SMAP』(ニッポン放送)内で『SMAP×SMAP はじめてのSMAP 5人旅スペシャル』に触れた中居は当初、企画内容を聞いた時に「面倒くせえな」と思ったという。しかし『めちゃイケ 中居ナイナイの日本一周』のように、自分が面倒だと思うような番組企画の方が皆が見たがると渋々、旅に出たことを明かす。
ラジオではリスナーからの質問に答える形で『5人旅』を振り返った。「寝ている時、ひとりだけ足と顔の位置が逆だったのはなぜか」と質問されると、「アイドルだかなんだが知らないが、普通のおっさんの顔を見ながら寝るのは気持ちが悪い」と故意に逆の位置で寝ていたことを話した。
『5人旅』のカラオケの場面で『BEST FRIEND』を歌うと、中居が号泣してしまう印象的なシーンがあった。「なぜ泣いてしまったのか」という問いに対して、あの歌が発売された頃は「辛いことしかなかった」と当時を思い出す中居。20代で若く多感な時期に、やりたいことを抑えられないこともしばしばあった。歌を出しても売れないと叱られる。森且行が脱退するという場面でも、“解散”ではなくSMAPとして活動を継続していかなくてはならないといった重圧を感じていたそうだ。さらにその頃の中居は、リーダーとして「勝手にもがき苦しんでいた」という。『BEST FRIEND』を聴くと当時の心境を思い出してしまい、「辛い思い出しかなく、涙が出てしまった」と打ち明けた。
ところで、温泉のシーンで股間に「中」と出ていたことについてテレビでも触れていたが、「自分は“中”でもなくMASAHIROの“M”でもない」と再度笑いながら語っていた。相当、気になったのかもしれない。番組冒頭に「この放送は事件です」とテロップが出ていたが、まさに事件づくしの番組となったようだ。
(TechinsightJapan編集部 佐々木直まる)