「若者のカリスマ」といわれたお笑いコンビのとんねるずの2人も、50歳となった。だが相方の木梨憲武に比べ、まだまだ昔のように“やんちゃ”な感じが残っている石橋貴明。若手芸人が挨拶に来ても、素直な態度で迎えることはしないようだ。
石橋との初対面の様子を感慨深く語るのは、坪倉由幸(我が家)。9月15日深夜放送の『ざっくりハイボール』(テレビ東京)のテーマ“勝手に表彰状”では、日常生活の中で感謝した出来事を出演者の芸人らが語り合った。
それは我が家がテレビでネタを1~2回ほど、やっと披露することができ始めた頃。番組スタッフと一緒に六本木で食事をし、帰り道を歩いている時のことである。向こうから背の高い目立つ男性が歩いてきたそうだ。すると「とんねるずの石橋さんだ」とスタッフが教えてくれた。当時、石橋とは一回も会ったことが無かった坪倉だが、“顔を覚えてもらうチャンスだ”と思い切って彼に近付き挨拶をした。
「初めまして。お笑い芸人やっている我が家の坪倉と申します」。すると石橋は「知らねぇよ」と言いながら蹴っ飛ばしてきたのだ。マジなのか、ボケなのか。彼の表情を見ても読み取れなかった坪倉は、再び「お笑い芸人の…」と言い直そうとした時言葉が終わらぬうちに、石橋は「知らねぇよ!」と最初より強い力でまた蹴っ飛ばしてきた。“マジで怒らせてしまった”と慌てた坪倉は謝ろうとしたのだろうか。もう一度、石橋に「我が家の…」と食い下がる。すると石橋は、「言わせねぇよ」と我が家・杉山裕之の決め台詞で返してきたという。
石橋は坪倉がどのように反応するのかを、見たかったのだろう。それにしても、まだまだ知名度の低い自分たちの漫才を知っていてくれたことに、坪倉は大感激だったらしい。石橋を「大好きになりました」と笑顔で話を締め括ったのだ。
現在入院中のスギちゃんも初めてとんねるずの番組に出た際、他の番組とは違ったイジり方をされ、スギちゃんのリアクションが好評だった。きっととんねるずなら、坪倉の新たな魅力を引き出してくれそうである。
(TechinsightJapan編集部 みやび)