タレントで歌手の上地雄輔がブログで多忙な仕事のスケジュールに愚痴をこぼしている。いつも熱く語る彼にしては珍しく、目まぐるしく入れ替わる仕事に少々疲れているのだろう。関係者の差し入れやマネージャーの気遣いにさえイライラしている様子だ。
上地雄輔は今年の3月にシングル『Baby Baby』をリリースすると4月に3枚目のアルバム『あの・・涙があるから愛があるんですケド。』と5月に初のミニアルバム『あの・・お祭りですケド。』を発売した。その勢いで6月16日から全国ツアー『あの・・絶対オイラにしかできないんですケド』を開催して8月24日に最終日を迎えた。
彼はツアー中にブログ『神児遊助』でリハーサルや楽屋の様子を紹介してきたが、1ステージごとに体力の限界に挑むような状態で約2か月間を乗り越えたことが伝わってきた。
しかもそのツアーが終了して間もない8月28日にはモントリオール映画祭へ向かい、現地をゆっくり観光する時間もなく戻ってくると、9月1日にはフジテレビお台場合衆国で“めざましライブ2012”に出演しているのだ。
さすがの上地雄輔も9月5日のブログでとうとう「待てーい♪」と心の叫びを爆発させたのだ。テレビ番組などスケジュールが入っていた仕事に加えて、前述の全国ツアーをこなしてきた彼は毎日目まぐるしく変わる様子を「いつも中華料理みたいにクルクル回り、わんこ蕎麦みたいにボンボン自分の茶碗に入れられて…」と表現している。
『はい次♪』『はい次これ♪』『はい頑張ってぇ♪』と仕事が次々にあることはありがたいのだが、「お腹いっぱいで苦しいだす。」というのが今の上地雄輔の本音だろう。
彼のイライラは関係者にも向けられる。映画の撮影やテレビ番組の改変時期などに「番組スタッフの方や取材陣の方がわざわざ。」差し入れを持って挨拶に来ることを彼は詳細に紹介している。「本当にありがたいっす」としながらも、今の状態では素直に喜べないようだ。
さらには彼のスタッフたちが『大丈夫か?』と声をかけては肩をもんだりしてくれるのだが「オイラは心のどこかで、だったら休ませて!と思いながら 『大丈夫だよ♪』」と返す…と胸の内を明かす。
上地雄輔はブログで自分の気持ちを率直に綴ることで知られるが、ここまで仕事の多忙さに不満をこぼすことは滅多に無い。やはり全力疾走したツアーを終えた疲れもあるのだろう。これから秋の番組改変を迎えると次は歌の祭典など年末のイベントが待っている。なんとか乗り越えてもらいたい。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)