イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-yokote2

【イタすぎるセレブ達】マドンナが天敵エルトン・ジョンに歌を捧げる。「悪口の数々を許してあげる」は本心か。

「犬猿の仲」と言われて久しいエルトン・ジョン(65)とマドンナ(53)。つい先日もエルトンの強烈なマドンナ批判をお伝えした。しかしマドンナはというと…。

『MDNA』ワールドツアーでは、ステージでバストトップやお尻を露出する超大胆なマドンナ。そうかと思えばパリではステージで延々と政治がらみの説法を展開し、肝心のパフォーマンスが短いことから観客席から大ブーイング。オーストラリアのTV番組『Sunday Night』に出演したエルトンが最近のマドンナについて放った感想は、「悪夢みたいなもの。キャリアはもう終わっているし、ツアーの大失敗は当然の報いだね」であった。

曲作りのセンスは高く評価するも、ダンスのキレの悪さやコスチュームについては「ストリッパーさながらの安っぽさ」と強く批判。また、エルトンはレディー・ガガを養子ザカリー君のゴッドマザーに選んだが、「マドンナはガガを敵視している」と指摘し、ガガ、ケイティ・ペリー、リアーナといった若手スターに“クイーン・オブ・ポップ”の道を譲れと主張する。

気になるのはその後のマドンナの反応だが、彼女が示したのは意外にも「寛大に許す」という気持ちであった。マドンナはこのほど仏ニースのステージで、「今からミスター・エルトン・ジョンに捧げる曲を歌うわ。ずいぶん悪く言われたけれど、彼を許してあげようと思っているの。どこかで気持ちを切り替えて再スタートってことも人間大事よね」と観客に語りかけた。

アコースティック・ギターとバイオリンの演奏に合わせて歌い始めたのは、自身がメガホンをとった映画『W.E.』のサウンドトラックにも収録され、「ゴールデングローブ賞/主題歌賞」も受賞したメランコリックな曲『マスターピース』。“あなたは誰も崩しようのない最高傑作のような存在”とは、サー・エルトン・ジョンへの最大の褒め言葉であろう。マドンナはオトナな自分を見せつけたようだ。ただし本心からそう思っているかどうかは「かなり怪しい」との声が続出している。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)