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writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】「家庭に女優は、いらない。」大竹しのぶ、さんまとの結婚と離婚を語る。

女優の大竹しのぶ(54)が明石家さんまと結婚したきっかけや離婚を決意した時のエピソードを、テレビ番組で明かした。そこには“一生女優でありたい”大竹と、“家庭では女優を捨てて欲しい”さんまの妥協できなかった2人の思いがあった。

小学校時代から目立つことが大好きで、クラスでは学級委員を率先して引き受けていたという大竹。特に国語の授業では戯曲などの本読みがあると、先生から止められるまで情感たっぷりに演じていたそうだ。“女優になるために生まれた”といわれる大竹は、幼い頃からその片鱗をうかがわせていたのである。

3月4日放送の『ホンネ日和』(TBS系)では、親友の久本雅美(53)と対談し、大竹は前夫のさんまとの秘話を語った。

大竹は1987年に、最初の夫であるドラマディレクターの服部晴治氏と死別している。夫を失い悲しみに暮れる彼女の心の支えになったのが、ドラマの撮影で共演中のさんまだった。

服部氏が亡くなってから、半年くらい眠れない夜が続いたという。寂しくて誰かに電話したくても、真夜中に親しい友人に度々は連絡できない。「でも、さんまさんだけは夜中の3時に電話しても必ず起きていて、私の話を聞いてくれた。」本当に優しい人だった―と大竹は語る。

その後さんまと再婚し長女のIMALUを授かり、1年半ほど育児に専念していた大竹。IMALUが成長すると、彼女の中で「またお芝居がしたいな。」という気持ちが大きくなってきた。さんまにその気持ちを話すと了解してくれたので、話がきていた朗読劇で大竹は女優復帰を果たした。

大竹の最初の夫の服部氏は職業がドラマディレクターだったこともあり、家庭でも彼女を女優として扱ってくれたらしい。手の荒れる炊事などの家事は、「やらなくても良い。」と言うほどだった。また大竹の演技について自宅でビデオを見ながら、色々アドバイスをしてくれたそうだ。

「でもさんまさんは“母親の手荒れは子どものために尽くした証”と、愛しいと思うタイプだった」と語る。“家庭に女優を持ち込まないで欲しい”とさんまが思っていることを、大竹は誰よりも分かっていた。だがどうしても仕事を続けたかった彼女は、家庭では“良き妻、良き母”であろうとした。しかし、女優を“後ろめたい気持ち”で続けて行くことに、我慢できなくなってしまったのだ。

さんまは以前に「女優さんは“24時間女優”だって知らなかった。」と語っていたことがある。大竹は家事を全く放棄していたわけでは無いようだが、仕事が入れば女優としての自分を優先するのだろう。その姿勢はさんまにとって、理解できない妻の姿だったのか。

大竹はさんまとの離婚で“女優の自分を受け入れてくれない男性との結婚は無理だ”と悟り、「もう結婚はしなくても良いかな」と考えているようだ。ただ「年をとった今なら、さんまさんも私も、結婚が続けられたかもしれない。若いと相手の要求に過剰に反応するから。」と遠い目で語る、大竹が印象的だった。
(TechinsightJapan編集部 みやび)