アジア発!Breaking News

writer : katakura

【アジア発!Breaking News】台湾鉄路、一晩で3件の事故。2人が死亡、1人が重傷。

26日夜、台湾鉄路で相次いで事故が発生し、2人が死亡、1人が重傷を負った。鉄道は一時上下線で運転を見合わせ、1万人以上の乗客に影響が出た。

1件目は午後7時25分、苗栗発基隆行きの列車が新北市樹林区にある山佳駅を通過してまもなく、線路を横切ろうとしていたベトナム籍の男性に衝突した。運転士は男性に気付くとすぐにブレーキをかけたが間に合わなかったという。男性は病院へ運ばれたが、胸を強く打っており、死亡した。

警察は、事故現場の両側の壁が低くなっていることから、男性が500メートル先の踏切まで行かずに、壁を越えて線路を渡ろうとしたのではないかとみている。この事故では17本の列車、7850人に影響が出た。

2件目は午後7時56分、斗六発屏東行きの列車が高雄市の鳳山駅―九曲堂駅間で線路を横切ろうとしていた人物に衝突した。事故に遭った人物はその場で死亡したという。この事故では、7本の列車、約2000人に影響が出た。

3件目は午後10時46分、花蓮発樹林行きのタロコ号が台北駅のホームに入ってきたところ、線路に仰向けになって寝ていた30代の女性を車底に巻き込んだ。女性は頭部に重傷を負い病院へ運ばれたが、現在は意識が戻り命に別状はないという。この事故では、9本の列車、2135人に影響が出た。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)