エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】嵐がPRビデオ『Message from Japan』で日本の招き猫に! 世界各地で放映されるビデオの完全版をテレビで公開。

人気グループ嵐を起用して日本の観光地を世界にむけて紹介、旅行客を呼び込むPRビデオが作られた。7月11日には嵐メンバーが会見して撮影に込めた思いを話している。その様子とビデオの完全版がテレビの情報番組で紹介された。

嵐は昨年、観光庁から観光立国ナビゲーターに任命されており、今回は震災後に激減した海外からの日本観光客を呼び戻そうと外務省と観光庁が制作したPRビデオに出演している。7月11日に嵐の5人が会見を開いた様子が12日にテレビ「スッキリ!!」の中で紹介され、さらにPRビデオ『Message from Japan』が全編3分54秒ノーカットで放送された。

11日の会見では二宮和也(28)が「(日本は)本当に元気だ!大丈夫なんだ!というのを、このメッセージフィルムを通じて発信できたら」と話し、「日本の素晴らしさだったり風景だったり、人の笑顔だったりが世界中で上映されることを本当に嬉しく思います」と大野智(30)が語った。このPRビデオは嵐のメンバーがそれぞれ日本の観光地を訪れて魅力をアピールしたもので、すでにいくつかの国の街角にある大ビジョンにて放映されている。米国でも通行人らが立ち止まって映像に笑顔で見入ったり、熱心にカメラで撮影していた。

長さ3分54秒に及ぶ『Message from Japan』の概要は次のようなものだ。嵐の5人は日本語で話しており、メッセージ部分になると字幕が出るようになっている。冒頭は5人による次のような言葉で始まる。「みなさんからの日本への温かいサポート」(大野)、「本当に本当にありがとうございます」(相葉)、「すべての日本人が元気づけられ、勇気づけられました」(二宮)、「そして今、日本の観光地は以前と変わらない元気をとりもどしつつあります」(松本)、「そんな日本人の今の気持ちを僕達が紹介します」(櫻井)。「ところでこれ、知ってますか? 日本では招き猫といって人を招くご利益がある幸運の象徴なんです!」と大野智が招き猫を紹介すると一斉に5人が全国へ旅に出る。メンバーは招き猫を持って「ニャ~」を合言葉に各地を訪れる。

BGMに嵐の楽曲「YOUR SONG」が流れ、まず松本潤の訪れたHOKKAIDO(北海道)からスタートする。彼は現地の方々とジンギスカン焼肉を堪能してビールで乾杯。名物のソフトクリームを食べながら「ニャ~」と決める。大地に広がる畑を眺めながら歩くと大空を飛ぶトンビに「こんにちは~…『通じるよね…』」と大自然を満喫していた。櫻井翔がやって来たのはKAGOSHIMA(鹿児島)だった。「うわー! 桜島だ~!」と彼は招き猫を持って「ニャ~」と合言葉を叫ぶと「そびえるの~」と感動していた。櫻井翔が『鹿児島おはら節 ヤング踊り連』の女性達と披露するキレの良い踊りは見どころだ。夜は飲み屋で鹿児島料理を味わいながら黒ジョカで焼酎を注ぎあいみんなで「ニャ~」と決めた。

KYOTO(京都)での大野智は少し雰囲気が違う。彼はお寺で座禅を組み警策で肩を叩いていただき、一礼して感謝する。また、坂道で舞妓さん達とすれ違いざま「ニャ~」、お坊さんをバックに「ニャ~」、そして茶道のお茶を味わうなど静かに京都を満喫していた。相葉雅紀は対照的にOKINAWA(沖縄)の海で子ども達と楽しんだ。彼はエメラルドグリーンの海を背景に海辺で戯れ、子ども達とヤキソバを食べて招き猫の巨大画を共作するなど、とにかく海を満喫したのだ。

二宮和也はAOMORI(青森)のねぶた祭りで招き猫の御みこしをかついだり、女性のねぶた祭り隊と「らっせぇらー、らっせぇらー!」を絶叫して飛び跳ねて祭りをトコトン楽しむと、その後は名物料理を食べて露天風呂でゆったりくつろいだ。最後はTOKYO(東京)に5人が集まった。街中の横断歩道をビートルズのアルバム『アビイ・ロード』のジャケット写真のように並んで渡りながら「ニャ~」を決めていた。最後に嵐の5人から「みなさんが日本に来て楽しんでくれること。それがきっと日本の明日の力になるはずです!」(Come to Japan and enjoy yourself. And you’ll give us the strength for a better tomorrow. Welcome to Japan! Thank you!)というメッセージで締められた。

こうして観光地が紹介されるのだが、短時間でその特徴をうまくとらえた内容だったのではないだろうか。タイムリーなことに、先日来日したレディー・ガガが「Japan is now safe(日本は安全よ)」と発言してくれたこともあり、海外での日本へのイメージもかなり変わっているはずだ。このPRビデオ『Message from Japan』はニューヨークのタイムズ・スクウェアや各国の大きな駅などを中心に世界133以上の国と地域で流れる予定だ。このPRビデオを見て日本を訪れてくれる人々が増えることを期待したい。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)