俳優の田中健(60)は2000年に再婚しており、妻は女優の加賀千景である。彼が21歳でデビューした頃、ある事情で3歳の女の子を子守りしていたという。その子が今の妻だと明かしたので周囲も驚いた。
田中健が九州の福岡から上京して「あおい健」名で歌手デビューを果たしたのは1972年のことだ。
5月25日に放送された「ライオンのごきげんよう」に出演した彼が、まだ知名度も低く生活も苦しかった頃のエピソードを話した。
デビューしたてで食べるのもやっとという状況の田中健(当時、あおい健)が友達に誘われて訪れたのが麻雀荘だった。
そこは役者や脚本家、落語家などが大勢集まり麻雀を楽しんでおり、加賀まりこや勝新太郎などの顔もあったという。
田中健は麻雀はやらないのだが、そこに行くとご飯を食べさせてくれるのだ。ただし「健、お前この子を見ててくれ」と麻雀している間、3歳の女の子の子守りを頼まれた。当時、21歳の彼はその小さな女の子の手を引いて公園に連れて行き遊び相手になったのである。
スタジオでその話をした田中健が「その子と結婚しちゃったんですね~」と明かすと共演者は唖然とした。
実は田中健の奥さん、加賀千景は加賀まりこの姪なのだ。当時麻雀に来ていた加賀まりこが連れていたと思われるのだが、その点に関しては田中健も触れなかったので事実は分からない。
田中健と加賀千景の年齢差は18歳で、次女が現在3歳になるという。「この状況の時に子守りしていたんだな」と田中健は我が娘を見て当時のことを思い出すそうだ。
ゲストの加藤登紀子から「3歳の頃を知ってくれている人と一緒にいるなんて頼もしい。(奥さんが)時々甘えないですか?」と言われると、田中健は「そんなことないです。いじめられてますね…怖いです」と意外な反応をした。
「3歳の頃なんか何も覚えてないですよ」と続ける田中健に司会の小堺一機が「でも、この間奥さんにお会いしたら優しそうな方でしたよ」とフォローすると「あれは、外だけです」と否定した。3歳の女の子も母となり40歳を過ぎるとずいぶんと変わるようだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)