エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】「“LOVEマシーン”は、他のグループに歌わせたかった! 」つんく♂が、泣く泣く諦めた事情。

1999年9月にリリースされた「LOVEマシーン」は、モーニング娘。の最大のヒット曲であり、彼女らを「国民的アイドル」に押し上げた一曲である。モーニング娘。のプロデューサーとして、この楽曲を提供したつんく♂が「LOVEマシーン」の秘話を、3月8日放送『女神のキセキ』(テレビ東京系)内で語った。

ゲストの藤本敏史(FUJIWARA)が「辻ちゃんは顔、イジっているよなぁ。」と、失礼な発言があったのも無理は無い。「モーニング娘。追加オーディション」に出場した当時のVTRに映っていた辻希美は、12歳のまだ子供で顔がまん丸であった。洗練されていない、どこにでもいる女の子の様な感じで、とても沢山のオーディション応募者の中から選ばれるとは素人目からは思えない。だがモーニング娘。のプロデューサーであるつんく♂の選考基準は、「将来、どれだけ化けるか。」を想像して選んだと語る。「僕には(辻らが)将来、どんな風に化けるのかが分かるんですよ。」と言い、将来性が期待できる女の子だけをモーニング娘。に加入させた。

そのモーニング娘。の代表曲「LOVEマシーン」は、つんく♂がシャ乱Qの楽曲として何度も提案してはメンバーとの選考会議で却下されていた曲だったという。「くそ~、イイ曲なのに。」と諦めきれない彼は何度も手直ししてメンバーに提案したが、絶対に賛成されなかった。そしてつんく♂はシャ乱Qで歌えないのであれば―と、お気に入りだった「LOVEマシーン」をモーニング娘。に提供し、彼女らの初ミリオン達成曲となったのだ。

メンバーを入れ替えながら10年以上もの間、第一線で活躍し続けるモーニング娘。ただ中高年の知っているモーニング娘。は「LOVEマシーン」を歌っていた頃の彼女らであり、「国民的アイドル」と呼ばれたのはこの当時のメンバーを指すのが一般的なようだ。それくらい「LOVEマシーン」は時代を反映し、記憶に残るヒット曲なのである。
(TechinsightJapan編集部 みやび)