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writer : techinsight

脱水症状にはコレ! 「分け合い」ポスターから、目分量で作れる簡易経口補水塩ポスターも登場

当サイトでは、ツイッターから派生した買占めを啓発するポスターについて度々取り上げてきましたが、新たなポスターが登場したのでお知らせいたします。

今月16日、ツイッターをきっかけに“アンチ買占めのインフォグラフィックポスター”が登場し、その後、“YouTubeで動画”にもなったことをお知らせしていましたが、今度はそのポスターの派生バージョンとして“簡易経口補水塩の作り方(二カ国語版)”をインフォグラフィックポスターにしたものが登場しました。

「経口補水塩」とは脱水症状の治療に用いられるものだそうで、水に溶かした状態のものを経口補水液と呼ぶそうです。

脱水症状は水分の摂取が不足するもしくは水分の喪失が過剰となると起きるということがいわれています。

夏場、暑さで脱水症状になるということは皆さんもよく理解されていることと思いますが、脱水症状は季節に限ったことではなく、飲料水不足で十分な水を摂取できない可能性がある被災地でも十分に起こりえるものです。

では、いざあなたの身近な方や居合わせた場所で脱水症状を起こした人がいたらどうしたらいいでしょう? スポーツ飲料を飲ませる、救急車を呼ぶ、などできない場合は? そんな時、身近にあるもので簡易的に「経口補水塩」を作ることができる方法を図式しているのがこちらのポスターです。
制作したのは、北九州出身でロサンゼルスにある企業の専属デザイナーとして働いているというオリハシ ツヨシさん。

状況によってはここに書いてある材料すら入手困難な場合もあるでしょう。けれど、こういった知識があるとないのとでは大違いです。特に、わかりやすく図式化されたものは、細かく理解しなくても視覚的に記憶されて残りますから高い有効性も期待できます。

松本さんの“アンチ買占め”のポスターの影響を受けて黄色を加えたというこちらのポスターは、松本さんのものと同様、黄色をベースとしていることで目を惹きやすく、それぞれの量がグラムだけでなく自分の手を基準にして計れる目分量でも表示されているのでよりわかりやすくなっています。

今回の震災については世界各国で注目していることから、今後も若手デザイナーたちによるこういった提案は世界各国から生まれてきそうです。黄色をベースにしたインフォグラフィックの連鎖は、今後の広告業界に一石を投じることになるかもしれませんね。

Tsuyoshi Orihasi on Twitter
図解《経口補水塩の作り方》二カ国語ふりがな付き(Twipic)
Takamasa Matsumoto on Twitter
買占めインフォグラフィックPDFファイル版

(TechinsightJapan編集部 北島要子)