エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】戦場カメラマンが命がけの撮影をして得る収入はいくら?

渡部陽一氏を最近テレビ番組でよく見かけるが、もちろん本職の戦場カメラマンとして紛争地域へも出かけている。彼のような戦場カメラマンはどのような仕事をしてどれくらい収入があるのか気になるところだ。そんな疑問を渡部氏がテレビ番組で解消してくれた。

毎週のようにテレビ「笑っていいとも!」に登場する渡部陽一氏は他の番組も入れるとかなりの数、出演していることになる。だが、戦場カメラマンとしての活動もしっかりやっているようだ。時おり番組中に司会のタモリが「戦場に行ってたんだって?」と切り出すことがあるのだ。
彼はこの夏8月に約3週間、紛争地域へ出向いていたがその折も番組で報告していた。その後もタモリと紛争地域へ行ったことについてやりとりする場面があった。本来の戦場カメラマンとしての活動とテレビ番組への出演を両立する渡部氏だが、その苦労を表に出さないのである。
12月15日の「笑っていいとも!」にはその渡部陽一氏と仲間の戦場カメラマン3人が出演した。番組では戦場カメラマンの一般的な仕事の流れが説明されて、彼らからも具体的な話が聞くことができた。

戦場カメラマンはまず飛行機や現地の交通手段で目的地へと向かう。現地でホテルやキャンプなど拠点を確保して戦場へ近づき写真を撮影する。そして、撮影した写真はパソコンを使ってインターネットで保存先へ送る。帰国してから送っていた写真をもとに原稿を執筆して契約先へ提出。それに対してギャラを貰うという流れで仕事をしているのだ。
ただ、多くの場合この分のギャラでは足りないのでアルバイトをして補うことになる。戦場カメラマンの久保田弘信氏によると、海外渡航費や機材、保険などの経費はすべて自腹なので負担も大きく、アルバイトも比較的稼げる「モデルの撮影をすることが多い」と言うことだ。
そうした努力で戦場カメラマンとしての活動が成り立っているのだが、果たして彼らの収入はどれほどなのか? 番組調べでは『年収200万円~500万円』と紹介されており、彼らもそれを認めていた。

渡部陽一氏もやはり「モデル撮影することは多い」と話していた。彼はテレビ「紳助社長のプロデュース大作戦!」の企画で女子高生をモデルにして撮影した写真集『日本の美しい女子高生』を出版している。
これによって得た収入も戦場カメラマンとしての活動に活かされるわけである。

いいとものレギュラー陣からは彼らの年収を知って「命がけで撮影してこれだけ…」と率直な声も聞かれた。なぜ、渡部氏らは危険な思いをして紛争地域へと向かうのだろうか?
この日出演した戦場カメラマン仲間の3人が撮影した写真を紹介したが、どれも戦場で逞しく生きる子どもたちの写真だった。渡部氏も日頃番組で紹介する写真の多くは子どもを被写体としたものである。
その辺りに彼らが戦場カメラマンでありつづける理由がありそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)