エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】氷室京介の憂い。「日本は、ちょっとヤバイ。」

今月で50歳を迎えた氷室京介。現在はアメリカ在住だが、ツアーのため日本に帰国している。氷室はこの頃日本のニュースで目にする、親が我が子に対する「育児放棄」「虐待死」に関して言い知れぬ不安を抱いていることを、10月11日の『NEWS ZERO』(日本テレビ)で語った。

「日本は基本的なところが、薄くなっている気がする。」と語る氷室京介。
親が子を育てる義務を全うできずに育児を放棄して、餓死させる。あるいは親のストレスのはけ口として、子どもに暴力をふるい死なせる。あまりにもこの様なニュースが日本で増えているのに、彼は驚いたという。

氷室は少年時代に悪いことも結構やったが、親に反抗した覚えが無いと語る。
氷室の父親は家族のために一生懸命に働いて、氷室とその姉を育てた。その父の姿を小さい頃から見ていて、たくさんのことを教えられたという彼は「カッコイイ親父では無かったけど、尊敬し大切に思っている。」と言う。
“親が子に対する無償の愛”“子が親に対する尊敬の念”この様な親と子の普遍的な関係が、いい加減な感じになっている日本を氷室は危惧しているのだ。

アメリカに13年間住んでいる氷室京介は、「他人の価値観で自分を評価しない。色々な価値観があって良い。」と話す。毎年3万人以上の自殺者がいる、日本についてのコメントだ。自殺者の気持ちが全て理解できる訳では無いが、自分を追い込まないで欲しいと語る。氷室はアメリカに暮らすなかで、多様性を認めなければ生活できないことを、身をもって学んだのだろう。「人生を、楽しむことが大切。」と、彼はインタビューを締めくくった。
(TechinsightJapan編集部 みやび)