エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】オリラジ藤森の人望がドン底に。ドッキリで洗い出された芸人の貯蓄事情と人間性。

バラエティ番組の仕掛けるドッキリ企画も様々だが、先輩芸人から呼び出されて2人っきりで話すとさすがにドッキリとは思わないようだ。そんなドッキリを仕掛けられた芸人たちが、思わず自分の財産と先輩への忠誠度を明かして波紋を呼んでいる。

テレビ「行列のできる法律相談所」でのことだ。次長課長の河本準一が『後輩芸人と2人きりで会って借金を頼む』という設定のドッキリ企画が行われた。
深刻な話にもっていくと河本が「いくらなら貸してくれる?」と貸してくれる金額を尋ねるのだ。その時の相手のひとりが河本がもっとも可愛がっているオリエンタルラジオの藤森慎吾だった。彼はしばし考えると「15万円なら…」と答え、しかも「それぐらいのことはさせてください」と付け加えた。
芸人の経済事情はそれぞれだろうが、藤森クラスになれば15万円という金額はどう考えても低いだろう。
河本がもうひとり仕掛けたのが、やはり可愛がっているトータルテンボスの藤田憲右だ。彼は同じ状況で河本からの借金の頼みに「200万とか300万ならなんとか」と答えたのである。
この放送以来藤森のイメージが一気にダウンした。彼は街を歩くと通りすがりのおばちゃんから「あ、15万円」と冷やかされるようになったという。

10月24日放送の同番組ではそんな藤森の名誉挽回にと同じようなドッキリ企画を行った。前回の藤森の惨敗を放映する前に撮影したもので、仕掛けられる芸人たちも藤森の件は知らないという念の入れようだ。
今回は仕掛け人が雨上がり決死隊の宮迫博之となり、彼が可愛がっているインパルスの堤下敦と2人きりとなって借金を無心した。すると堤下は「定期を崩したりすれば『500万』ならばなんとか」と答えたのである。これには宮迫も涙ぐんだ。
宮迫が次に他事務所(ホリプロ)ながら可愛がってきたスピードワゴンの小沢一敬と2人きりになり無心すると「今の貯金が180万円しかないので、100万円ならば貸せます」と自らの貯金額を明かしてしまったのだ。

また、番外編ではタレントの磯野貴理がNON STYLEの井上裕介を呼び出してドッキリを仕掛けた。貴理は初めて井上と2人で会話したのだが、照れてしまってつい笑い顔になってしまった。借金を頼む時も半分笑いながら「貸せるだけ貸して欲しい」と言う始末だ。しかしそんな状況でも井上は「1000万とかだったら貸せますよ」とキッパリ言ったのだ。

これで藤森慎吾の立場はいよいよ悪くなった。スタジオでこの結果を見た益若つばさからは「モデル仲間でも『あいつ(藤森)はホントにチャラいから気をつけろ』と言われてる」とさらに藤森のイメージを落とすような発言が飛び出した。
そして、藤森は自ら最悪の事態を引き起こしたのだ。司会の島田紳助が『堤下は定期を崩してでも500万円準備できるというのは泣かせる。小沢はそもそも貯金が180万円しかないのが驚きだが、それでも100万円は貸せるという。なんで藤森は15万円なんだ』と総括した。
さらに紳助が藤森に貯金はいくらあるのか追及すると彼は「800万円くらいはあります。改めて(言いますが)クズですね僕は!」と自ら敗北宣言したのだ。
この瞬間、藤森慎吾はこれまでの“チャラい”イメージにさらに“セコい”というイメージが加わったのである。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)