4月17日に特別番組、土曜の嵐第一夜怪物くん開幕SP「嵐伝~嵐がわかりすぎるVTR一挙放出SP~」が新番組「嵐にしやがれ」に先駆けて放送された。その内容は嵐の各メンバーの歴史やターニングポイントを振り返り、それぞれにマッチしたプレゼントを贈ることで彼らを応援しようというものだ。5月にニューシングル「Monster」が発売され絶好調にみえる嵐だが、新番組へのある不安を訴えた。
デビュー当時の初々しい姿が貴重な映像とともに、現在の成功に至るまでの悩みや葛藤が明かされた。櫻井は音楽やダンスで自分らしさが表現できずに悩み、二宮は嵐結成直前に決めていたアメリカ留学を諦めきれていなかった。松本はライブの座席が埋まらずに悩み苦しみ、相葉はカメラの前で上手く話せない自分にもどかしさを感じていた。大野は他のメンバーよりテレビに出た回数が少なく、ライブでも自分の名前が書かれたうちわの数が少ないことにコンプレックスを抱いていた。そして葛藤の影には弛まぬ努力や、嵐を支え、導いた大勢の人々の姿があった。
困難を乗り越え、4月24日に新番組「嵐にしやがれ」をスタートさせる嵐。しかし番組内でスタッフが応援のために用意したプレゼントが図らずも彼らを不安にさせてしまったようだ。桜井へ贈られたサングラスとヘッドホンのセットから始まり、二宮への高級寿司、相葉へのサファリジャケット、松本へのロブスターと、盛りあがりに欠ける微妙なものばかりが続いていたのだが、リーダー、大野へのプレゼントが決定打となった。
プレゼントを覆う箱を外す前から何かを感じ取ったメンバーから「団扇でしょ?」「そんなワケがない、そんなわかりやすいもののわけがない」という声が上がっていた。開けてみると中身は案の定、団扇だった。名前入りの最高級団扇らしいがスタジオには冷たい沈黙が漂った。櫻井はこのプレゼントを用意したスタッとこの先番組を作っていかなければいけないことに不安を感じた様子だ。「このテンションで合ってるの?」という発言も聞かれた。
それも「嵐にしやがれ」につながる布石なのだろうか。スタッフの思惑はさておき、嵐はドラマ『怪物くん』の主題歌でありテレビ初披露となる「Monster」のステージで存分にその魅力を発揮した。様々な苦難を乗り越え、彼ら自身の実力は十分だ。新番組への期待が高まる。
(TechinsightJapan編集部 KAZUKI)