曽祖父がドミニカ共和国の元大統領、アントニオ・グスマン・フェルナンデス、父がハリウッド俳優のマイケル・ゴードン、日本人の母は元モデル。そんなルーツをもつのは、モデル、タレントとして活動し、「ごくせん」にも生徒役で出演していたユージ(22)。26日「ごきげんよう」(フジテレビ系)に出演して、彼ならではの”苦い思い出”を語った。
小学生の頃、ユージのクラスで自慢話を披露するのがブームだった。しかし、連日、たいして自慢できるような話もなく、とうとう泣きながら帰宅するはめに。何があったのかと心配した母に事情を話すと、母は「あれ?言ってなかったっけ?あなたのひいおじいちゃんは大統領だったのよ。」と初めて明かしたそうだ。
次の日、嬉々として登校し、クラスメートにそのことを胸を張って自慢したユージ。だが、クラスメートに怪訝そうな顔をされて、挙句の果てに「嘘つき」呼ばわりされてしまった。それ以来、ユージのあだ名は「嘘つき」となってしまったという。
クラスメートにいきなり「ひいおじいちゃんが元大統領」と言われても、すぐに信じられないのも無理はないかもしれない。それまでクラスの自慢大会で苦戦していたユージだけに、苦肉の策で作り話を考えたと思われたかもしれない。また、いまだにドミニカ共和国に行ったことがなく、曽祖父には会えずじまいだそうで、周りを納得させられるような詳しい説明もできなかっただろう。それにしても、あだ名が「嘘つき」とは子供は時に残酷なものである。
「今の自分があるのは”七光り”のおかげだ」と言い切ってしまうユージ。どこか「おじいちゃんとのコラボで有名になれた」と祖父に感謝するDAIGOを彷彿とさせる。竹下登元首相が消費税導入を行ったため、孫のDAIGOがクラスでバッシングを受けたという話は有名だ。著名な政治家を家族にもつのは、恩恵を受けられる反面、どうやら思わぬ苦労があるようである。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)