会議においては音声のセッティングも重要だ。国際会議が行われるような会議場なら音響設備は完璧であるし、小規模ミーティングであればマイクはいらない。
問題は中規模会場での会議である。後ろの席まで聞こえるようにマイク音量を大きくすれば、スピーカー近くに座っている人の耳が痛くなるという問題がある。
残響の多い場所だと、音声がクリアに聞き取れないという場合もある。
しかし、今般、サンワサプライが発表した400-SP004はなんと机を振動体として音声を均等に伝えるスピーカーシステムだ。
振動スピーカーを置くだけでガラスや机などがスピーカーに早変わり。本体下部に接触している対象物を振動板にすることで、その物をスピーカーに変えることができる。テーブル全体がスピーカーになるので、本体から離れていても同じテーブル内であれば、音量が小さくなることなく、同じボリュームで聞き取れる。
フラットな面であれば、高いクオリティで音を出すことが可能だ。
本体下部にシリコン素材を採用しているので、テーブルなどの対象物にピッタリと吸着する。
たとえば、ノートPCを使ってDVD教材をプロジェクターに投影する場合、音声システムは別に用意しなければならないが、本機を使えばノートPCのUSBポートから電源を取って机に装着するだけで、クリアーに音声を聞き取れるであろう。
また、業務用途以外に、さまざまな物体をスピーカー化して遊んでみるのも楽しそうだ。段ボールや床面などをそのままスピーカーにして音質を比べてみるなどの楽しみ方ができるだろう。
販売価格は4,980円(税込)となっている。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)