writer : eri

【どっちが勝ち組でショー】神木隆之介VS加藤清史郎。大河ドラマ名子役対決!

今回の【どっちが勝ち組でショー】は、大河ドラマで人気と地位を博した名子役の対決。天才子役と言えばこれまでも、安達祐実や杉田かおるなど今でもテレビで活躍している芸能人はたくさんいるが、中には子役時代の栄光に埋もれ消えていく芸能人も数多くいる。神木隆之介と加藤清史郎はこの厳しい芸能界で生き残っていけるだろうか?

神木隆之介が芸能界に入ったきっかけは、病弱だった神木の体を心配した母親が「セントラルグループ・セントラル子供タレント」へ入団させたことにある。2歳の時に俳優デビューしているので、16歳にして芸歴14年という大物俳優である。子供の頃から数多くの作品に出演しているが、何と言っても神木の名前を世に広めたのはNHKの大河ドラマ「義経」であろう。「義経」の主役は滝沢秀明であったが、神木の演技が上手すぎたためか、滝沢より演技が上手いなどとネット上で書き込みされたこともあった。まあ、神木が子供とは言え、芸歴10年以上の俳優である。滝沢より演技力があってもしょうがないかもしれないが、神木の演技力と比べられた滝沢も内心おもしろくはなかっただろう。また、「義経」のキャト紹介に於いて、大河では珍しく子役の名前が最初に載ったというのも、神木を単なる子役としてではなく、一人の俳優とみなした結果とも言える。それだけ彼の演技が良かったということだろう。

神木は、俳優だけでなく声優としての演技力にも定評がある。「千と千尋の神隠し」や「ハウルの動く城」などのジブリ作品での演技力は声優でもやっていけるのではと思わせるほどだった。この夏公開の「サマーウォーズ」では主役の小磯健二を演じている。しかし、神木の本職は俳優。やはり、これからもドラマや映画での彼を見続けていたいものだ。

一方の加藤清史郎は、生後1歳1ヶ月でデビューしている。赤ちゃんの頃から人見知りをしない加藤を母親が生後2ヶ月の時に劇団ひまわりに登録させたのがテビューのきっかけとなった。若干7歳にして芸歴6年の持ち主である。加藤も神木同様、これまで数多くの作品に出演しているが、やはりNHKの大河ドラマ「天地人」に出演したことがブレイクのきっかけと言えるだろう。加藤が「天地人」で与六を演じた回が放送されると、加藤に対する問い合わせが殺到したらしい。そのため、加藤の出演シーンが終了していたにも関わらず、回想シーンでの再登場となった。また、現在では子供店長のCMが大変人気となっている。

2009年7月27日放送の「SMAP×SMAP」のBISTORO SMAPには史上最年少で出演した。また、2009年9月2日にはNHKみんなのうた「かつおぶしだよ人生は」で歌手デビューをすることが決まっている。今回この曲で紅白出場も狙っているようで、実現すれば、大橋のぞみが持っている最年少記録を更新することとなる。

神木も加藤も現在放送中の連続ドラマに出演している。ドラマの視聴率を見てみると神木が出ている「赤鼻のセンセイ」は9.4~8.4%とイマイチなのに対して、加藤の出ている「任侠ヘルパー」は17.5~13.8%とまずまずの出だしである。しかし、これは主役(大泉洋と草なぎ剛)の人気の違いがあり過ぎなので何とも言えない所でもある。現在、加藤清史郎の人気の方が上にも見えるが、あくまでも記者の独断と偏見で今回の対決結果を決めさせてもらうと、14年もの間、ずっと人気も実力も兼ね備えてきた神木隆之介の勝ちとしたい。加藤は子役としてもまだこれからなので、今後の活躍を期待してのこの結果とさせて頂きたい。神木も加藤もこれからますます演技の幅も広がって子役から演技派俳優へと進んでいくだろう。これからの二人の活躍が楽しみである。
(TechinsightJapan編集部 MAKI)